2013.09.12 00:00 更新
2013.09.12 取材
CORSAIR Memory(本社:アメリカ カリフォルニア州)は2013年9月12日、パフォーマンスクラスに位置付けられる、80PLUS GOLD認証取得の新型電源ユニット「RM」シリーズを発表した。容量ラインナップは450Wから1000Wまで幅広く用意され、環境に応じてユーザーが最適なモデルをチョイスできる。今年の第4四半期には店頭に登場する見込みだ。
解説を担当したSenior Director of Product Marketing Components GroupのBertrand Chevalier氏。アメリカ本社から駆けつけ、製品の詳細はもとよりCORSAIRの厳格な設計思想に至るまでを語った。発表会ではおなじみなカントリーマネージャーの園部氏が通訳を担当 |
CORSAIRより、フルデジタル制御の80PLUS GOLD認証電源ユニット「RM」シリーズが発表された。ミドルレンジとハイエンドの間に位置するパフォーマンスクラスの新製品で、高品質ながら価格面でのバランスもよく、今後CORSAIRが主力として展開していくシリーズとして早期の市場投入に期待がかかる。構成に合わせて選べる多彩な容量ラインナップも魅力で、小出力の450Wモデル「RM450」から1000Wの「RM1000」まで、全6モデルからチョイス可能だ。
市場投入は2013年第4四半期を予定。小出力モデルからを取り揃える豊富なラインナップも魅力で、容量は全6モデルから。会場のデモ機内には750Wモデル「RM750」が収まっていた |
解説を担当したBertrand氏曰く「設計から製品化まで18ヶ月かけた」という自信作。高度な静音性実現のためユニット各部に新コンセプトを導入し、基板設計は最小限のエアフローで冷却できる最適配置が採用された。さらに冷却ファンは、ボールベアリングより長寿命かつ静粛性に優れる静圧重視の新採用「ライフルベアリングファン」を搭載。室内騒音値とほぼ同等となる23~26dBAのノイズレベルを実現している。
また、フルロードの40%に達するまでファンを回転させない「Zero RPM Technology」に基き、低負荷時にはファンレスで動作する。
ハイレベルな静音性実現のため、基板レイアウトを一新。エアフローの障害を避けた最適化配置に加え、新設計「ライフルベアリングファン」を組み合わせた。PCパーツではかなり長期といえる、18ヶ月間の開発期間にCORSAIRのこだわりが見て取れる |
ケーブルレイアウトは、脱着式のフルモジュラータイプを採用。左上に見えているのは「Corsair Link」用の専用端子だ |
ケーブルすべてが脱着可能なフルモジュラータイプの電源ユニットで、+12Vはシングルレーン仕様。メーカー保証は5年間の長期保証が提供される。また、オプションの「Link Digital Bridge」を使用することで、CORSAIR独自の管理ソリューション「Corsair Link」にも対応。「Corsair Link」のノードもしくはマザーボードのUSBに接続し、12V出力とファンスピードのモニタリングが可能だ。
「Corsair Link」にはオプション(1000Wモデルには標準添付)のブリッジケーブルを使用する。会場にはケーブルも陳列されていたが、なんと同じくオプションで色違いのケーブルを発売する計画もあるらしい |
文: GDM編集部 絵踏 一
CORSAIR Memory: http://www.corsair.com/