2014.01.16 16:27 更新
2014.01.16 取材
TDP10Wの4コアCeleron J1900をオンボードで実装する、Super Micro Computer, Inc.(本社:アメリカ カリフォルニア州)製Mini-ITXマザーボード「X10SBA」の国内発売が開始された。取り扱い店舗はパソコンハウス東映で、価格は税込34,680円。
サーバー向けマザーボードとしては比較的安価な「X10SBA」。TDP10Wの省電力CPUを採用しており、ファンレス駆動に対応する |
開発コードネーム「BayTrail-D」こと、Celeron J1900(4コア/定格2GHz/TB時2.42GHz/キャッシュ2MB/TDP10W)をオンボードで実装する、マイクロサーバー向けMini-ITXマザーボード「X10SBA」の発売がアキバで開始された。
ディスプレイ出力はHDMI×1、DisplayPort×1、D-Sub×1の3系統 | メモリはDDR3L-SODIMMに対応し、最大8GBまで増設できる |
TDP10Wの低消費電力を活かしたファンレスモデルで、グラフィックスチップにはCPU内蔵のIntel HD Graphicsを採用。ディスプレイ出力は、サーバー向けとしては珍しくHDMI×1、DisplayPort×1、D-Sub×1の3系統を備え、オンボードグラフィックスによるデュアルディスプレイにも対応する。
また拡張性にも優れ、SATAポートは、SoC内蔵のSATA2.0(3Gbps)×2、mSATA2.0(3Gbps)×1(SATA2.0と兼用)に加え、Marvell「88SE9230」によるSATA3.0(6Gbps)×4を搭載。ネットワークはギガビットLAN×2(Intel i210-AT)で、拡張スロットはPCI-Express2.0(x8)×1、miniPCI-Express×1を備える。
SATAポートは同時に6系統まで使用可能。またCOMピンヘッダも4ポート分と豊富に実装される | 拡張スロットは、エッジフリーのPCI-Express2.0(x8)×1、miniPCI-Express×1、mSATA×1 |
その他、メモリスロットはDDR3L-SODIMM×2(最大8GB)、USBポートはUSB3.0×1(外部×1)とUSB2.0×5(外部×1/内部×4)の6ポートが用意される。なおCPUクーラーの高さをバックパネルに合わせることで、標準的なMini-ITXケースの他、1Uラックマウントサイズのケースにも収納できる。
文: GDM編集部 Tawashi/GDM編集部 池西 樹
製品情報(SUPERMICRO): http://www.supermicro.com/products/motherboard/celeron/X10/X10SBA.cfm