加工してもよし、使えなくてもとりあえず欲しい（？）レトロキーボードユニット

入荷したユニットは2タイプで、こちらはカシオ「FP-1000/1100」用と思われるモデル。なお、今回は“瞬殺”状態だったものの、某ショップスタッフの好意で在庫を確保していただいた

今回販売されていたのは、カシオ「FP-1000/1100」用（ショップ）と、NEC「PC-6001」用のキーボードユニット。ジャンク品扱いながら新品と思われる状態のいい良品で、「それぞれ100本以上」という大量の在庫が入荷した。同店はMac関連のアイテムを扱うショップながら、以前にもPC-98関連のジャンク市「98祭」を行ったこともある。

なお、同店によれば「別のお店が引っ越しをする際、倉庫から大量に“発掘”された」という代物で、売価はなんといずれも500円。そのお手頃価格も手伝って、Twitterで告知するや「夕方に展開したところ、翌日午前には完売した」という。

キースイッチ先端はCherry軸に似た形状で、周囲のスプリングが直にキートップを支える構造。キートップには、ハイプロ仕様の2色成形という、贅沢なタイプがさいようされている

ユニット背面では、ミツミ製を示すシールを確認。ビープ音かはたまた入力時の動作音を鳴らすためか、スピーカーも備えている

NEC「PC-6001」用のキーボードユニット。アプリケーションごとにオーバーレイシートを載せ替えて使用することを想定した、アイソレーションデザインになっている

こちらはなんと当時の外箱付き。オークションなら箱入り新品として珍重される「NIB（New In Box）」だ

独特の形状をしたキースイッチで、キートップはやはり2色成形タイプ。走らせたプログラムを停止させる「STOP」キーを懐かしむベテランスタッフもいた

東京ラジオデパート1Fに店を構える家電のケンちゃん。Mac関連のほかFM音源系のアイテムも豊富で、音源チップのカプセルトイ（400円）は名物のひとつ

文： GDM編集部 絵踏 一
家電のケンちゃん： http://www.kadenken.com/