3.5インチHDDをバスパワー駆動させる製品再び。今度はHDDケースが登場だ

見た目は一般的なUSB3.0対応のHDDケースと同じだが、使い勝手はポータブルHDDそのもの。「外付け革命」クレードルのHDDケース版で、ACアダプタ不要のバスパワー駆動を実現した
インナートレイにHDDを固定、ケースに収納してネジ止めするだけ。製品には簡易の日本語マニュアルも付属している

USBケーブル1本で3.5インチHDDを駆動させることができる、ACアダプタ不要のHDDケースがイオシスから新登場。9月に発売されたUSB3.0対応クレードル「外付け革命」のHDDケース版といえる製品で、3.5インチHDDをあたかもポータブルHDDのように持ち歩くことができる。

製品には、クレードル同様に起動専用のバッテリー「電源装置」（実用新案登録済み）を内蔵。スピンアップに必要な12V電源をバッテリーから供給することで、最大の電力を消費する起動時をやり過ごすことができる。起動後はUSB3.0/2.0接続を問わず、ケーブル1本での動作を実現した。

なお、対応HDD容量は「今のところ4TBまでは動作確認がとれているが、6TBモデルについては未確認」（担当者）とのこと。

最も消費電力の大きい起動時をやり過ごせば、1本のケーブルで通信可能。基板裏に起動時専用のバッテリーを内蔵している
起動用バッテリーこそがバスパワー駆動のキモ。クレードル製品と同様、「電源装置」というシンプルな呼称の機構が搭載されている

また、製品には電源供給用コネクタの付いた二股のUSBケーブルが付属。通常は1系統で動作するものの、「ネットブックなど、一部低出力ポート搭載の機種では追加コネクタの接続が必要」という。電源が安定しない場合にはこうした処置が必要になりそうだが、一般的なUSBポートで使用する場合には、1系統のUSB3.0ケーブルを接続して動かすこともできる。

イオシス各店における店頭価格は2,980円。イオシス アキバ中央通店や同路地裏店、ビートオン 秋葉原店にて、本日より入荷次第販売が開始される。

製品には「念のため」（担当者）に電源供給用コネクタの付いた、二股のケーブルが付属。ただしネットブックなど一部機種をのぞき、通常は1系統のみで使用することができる

文： GDM編集部 絵踏 一
イオシス アキバ中央通店： https://www.gdm.or.jp/shop/iosys-chuou/
イオシス アキバ路地裏店： https://www.gdm.or.jp/shop/iosys-rojiura/
ビートオン 秋葉原店： https://www.gdm.or.jp/shop/beat-on/