2015.08.20 11:55 更新
2015.08.20 取材
Lightningコネクタ搭載のiPadやiPhoneをイーサネット(有線LAN)に直結できる、米Redpark Product Development製の変換ケーブル「Lightning Ethernet Cable」(型番:L2-NET)が店頭に登場。取り扱っているのはJan-gle秋葉原本店で、価格は税抜13,800円だ。
iPhoneなどのiOSデバイスを有線LAN端子に直結できる、米Redparkの変換ケーブルが店頭にやってきた。これまでありそうでなかったケーブルだが、どういった用途に使うのだろうか? |
iPhoneを有線LANに直結できる、ありそうでなかった変換ケーブル「Lightning Ethernet Cable」がアキバ店頭に入荷した。メーカーはMacやiOS向けの周辺機器・特殊ケーブルなどを手がける、アメリカのRedpark Product Development。奇抜なアイテムながら、アップルのMFi認証(Made for iPod/iPhone/iPad)も取得している正規品だ。
ただし本来はコンシューマ向けの製品ではなく、製品や装置の保守・メンテナンス、現場工事といったフィールドサービス業務向けに開発されたプロ用アイテム。有線LANコネクタも規格上は100Mbpsに対応しているものの、メーカーによれば「MFi認証取得の都合上、最大通信帯域は5Mbpsに制限される」とのことで、速度的な期待はできない。
さらに独自のネットワークスタックを構成していることから、利用するためには公開中の「RedSocket SDK」を使用してアプリを自作する必要がある。ただしその仕様上、通常の無線LANと同時利用できるというメリットもあるようだ。
間にコンバーターを挟んだ約2mのケーブルで、カテゴリー5に対応。ただし最大通信帯域は、アップルの電力バジェット仕様に準拠するため5Mbpsに制限されている |
対応機種はiOS 8.0以降のiOSデバイスで、ケーブル長は7フィート(約2.13m)、ケーブルはカテゴリー5に対応している。完全な玄人向けアイテムながら、代わりのない製品だけに注目度は高そうだ。
なお販売するJan-gle秋葉原本店では、「在庫は少量ながら再入荷も可能」と説明している。
業務向けの特殊ケーブルで、MFi認証も取得済み。店頭在庫は極小量で、価格は実売約1.5万円となかなか値の張るケーブルだ |
文: GDM編集部 絵踏 一
製品情報(Redpark): http://redpark.com/lightning-ethernet-cable/
Jan-gle秋葉原本店: https://www.gdm.or.jp/shop/jan-gle/