2015.08.26 17:57 更新
2015.08.26 取材
Intel Xeon D-1520を搭載するSuper Micro Computer, Inc.(本社:アメリカ カリフォルニア州)製ファンレスMini-ITXマザーボード「X10SDV-4C-TLN2F」がアキバに登場。販売ショップはオリオスペックで、価格は税抜79,900円。
Broadwellアーキテクチャを採用するサーバー向けSoC、Xeon D-1520を搭載。ファンレスながらTDPは45Wとやや高めのため、ケースファンなどの追加冷却は検討したほうがいいだろう |
SUPERMICROから、Intel初のサーバー向けSoC「Xeon D」シリーズを搭載するファンレスMini-ITXマザーボード「X10SDV-4C-TLN2F」の発売が開始された。
SoC内蔵LAN機能により、10ギガビットLAN×2を搭載するのが大きな特徴だ |
実装されるプロセッサは、4コアに対応する下位モデルXeon D-1520(4コア / 8スレッド / 定格2.20GHz / TB時2.60GHz / キャッシュ12MB / TDP45W)で、メモリスロットはDDR4×4(ECC RDIMM最大128GB、ECC / nonECC UDIMM最大64GB)に対応。さらにSoC内蔵LANにより、10ギガビットLAN×2を備え、従来のAtom C2000シリーズに比べ、よりパワフルなサーバーを構築することができる。
PCI-Express3.0(x4)対応のM.2 2280(32Gbps)やPCI-Express3.0(x16)スロットなど、Mini-ITXマザーボードながら高い拡張性を実現 | リアインターフェイスには10ギガビットLANの他、マネジメント用のギガビットLANポートも用意される |
その他、ストレージはSATA3.0(6Gbps)×6とPCI-Express3.0(x4)対応のM.2 2280(32Gbps)を搭載。拡張スロットはPCI-Express3.0(x16)、USBポートはUSB3.0×2(リア)、USB2.0×4(ピンヘッダ)を備え、グラフィックス出力はD-Sub×1を標準装備する。なお取材時点で在庫を確認したのはオリオスペックで、価格は税抜79,900円。
10万円をゆうに超えるXeon D-1540モデルに比べると安価な価格設定。10ギガビットLAN環境をコストを抑えつつ構築したいという向きにもピッタリだ |
文: GDM編集部 Tawashi/GDM編集部 池西 樹
Super Micro Computer, Inc.: http://www.supermicro.com/