2016.03.22 00:00 更新
2016.03.22 取材
こんなスマホやあんなタブレットをちぎっては投げ。なんと半年足らずで数十台を使い倒すという、筋金入りのスマホオタクがお気に入りの端末をアレコレ語る「ギークの殿堂」。今回は、国内向け小型スマートフォンの雄「Xperia Z5 Compact SO-02H」が登場します。もとから完成度の高い端末ながら、アレコレゴニョニョやったら神端末になった!?
どうもこんにちは、モバイルならおまかせなイオシス アキバ中央通店スタッフの太田です。マニアの視点からスマホやタブレットをご紹介していくこのコーナー。今回はソニーのフラッグシップシリーズから、小型モデル「Xperia Z5 Compact SO-02H」をチョイスしました。最近は話題の端末といえばことごとくが5インチ級なので、片手で無理なく扱える小型モデルは貴重です。何やら新型iPhoneは小型版が出るのではと噂になっていますが、現状Androidの主力スマホで4インチ台なのはコレだけ。ほとんど選択肢のないカテゴリの端末といえます。
今回は、国内向けの主力スマホとしては希少種となってしまった小型モデルの「Xperia Z5 Compact SO-02H」が登場。片手で扱える4.6インチサイズにフラッグシップスペックを凝縮、小型・高性能を地で行く端末になっているぞ |
そんな小型スマホ好きの期待を一身に背負う「Z5 Compact」ですが、端末としての完成度はかなり高いですね。CPUはSnapdragon810を積んでいて、2,300万画素の超高性能カメラに指紋認証、ハイレゾ対応、従来通りの防水・防塵ときて、さらにOSは早くもAndroid 6.0のアップデートが配信されました。「Z4」世代に話題になった発熱は改善されていますし、人気機種だった「Xperia Z3 Compact SO-02G」から全体的にスペックも底上げされて、さらに高性能に磨きがかかった印象ですね。そもそも“小さくて高性能”というのは、日本人にはビビッとくるキーワードじゃないかと思います。
そして話はちょっと変わりますが、最近はSIMロック解除を巡る状況が変わりまして、ドコモスマホは買った本人以外はアンロックができなくなりました。いつもならアンロックしていろいろな検証に使えるのに・・・と残念に思っていたので、この間思い切ってゴニョニョしてSIMフリー化することにしました。もちろんドコモの保証がなくなるワケですが、なんとアンロックしたおかげでauのVoLTE SIMで通話・通信ができたんですよ!
これはVoLTEになってから3GPPと3GPP2に互換性ができた(?)からですが、電波マニア(そういう人間がいるんです)としては嬉しい発見でした。これでau向けの格安SIMも使えますし、ワイモバイルもOK。さらにテザリングもできるという、もう素晴らしいの一言ですね!
ゴニョニョしてアンロックしたことで、4キャリア対応の神機になった!?こちらはauのVoLTE SIMで動かしていた時のスクリーンショット。取材時には、ワイモバイルのSIMが入っていました | |
テザリングも問題なく使用可能。愛機「MacBook」のルーターとして使うこともできるぞ。スマートウォッチ「Moto 360」との連携をはじめ、ワイヤレスでモバイル機器を繋ぐハブ的な働きができる | |
単なるSIMフリースマホではない「Xperia Z5 Compact SO-02H」の魅力として、おサイフケータイ機能は要チェック。店頭でも問い合わせの多い国内向けの便利機能で、電子マネーからポイントカードまでをスマホに入れてモバイルできる |
それじゃあ最初からSIMフリーの海外版を使えばいいのに、という話もあります。ただしこのドコモ版は、国内向けのおサイフケータイ機能に対応しているのがトピック。世界ではApple Payが流行っていると聞きますが、ガラパゴスな日本ではFelicaがどんどん進化しました。電車やバスに乗ったり、カフェで決済したり、スーパーで買い物したり、さらにお店のポイントカードもコレ1台・・・なんともステキなお話ですよね。スペックは妥協なしで発熱もクリア、さらに国内で使いやすいとくる。これぞまさしく神スマホ!しばらくメインとして活躍してくれそうですね。
文: GDM編集部 絵踏 一
イオシス アキバ中央通店: https://www.gdm.or.jp/shop/iosys-chuou/