2016.12.16 13:00 更新
2016.12.16 取材
レトロゲーム機の液晶モジュールを換装、高画質化できる改造基板「LCDDRV(Rev.2)」が登場。RGBやコンポジットビデオ、Sビデオ入力に対応する汎用性の高い製品で、家電のケンちゃんにて税抜8,315円で販売中だ。
レトロゲーム機の液晶をTFT液晶換装、高画質化できる改造用基板に新モデル。従来より汎用性が大幅に向上、多彩なゲーム機に対応する |
「LCDDRV(Rev.2)」は、レトロな携帯ゲーム機の液晶モジュールをTFT液晶に換装、視認性や応答速度を向上させて高画質化を実現する改造用基板。レトロゲーム機が利用しやすい複数の映像入力に対応した、汎用性の高い製品だ。
技術系サークル「NX Labs」のNorix氏が手がけた同人ハードウェアで、同氏によるゲームギア向け「GGLCD」のいわば発展型。RGB(15KHz)とコンポジットビデオ、Sビデオ入力に対応することで、特定のゲーム機ではなく、多彩なレトロゲーム機に対応する汎用性を獲得している。
入力はRGB(15KHz)、コンポジットビデオ、Sビデオに対応する | |
基板上には、入力信号や反転表示モードなどを選択できるDIPスイッチも実装されている(Rev.2からの仕様) |
改造には別売りの液晶モジュールが必要で、台湾CHIMEI社製の液晶モジュール「LQ035NC111」(320xRGBx240)に対応。入力電圧は5Vで、消費電流約140mA、消費電力約700mW(ともに液晶モジュール込み)ほど。高効率スイッチングレギュレータを採用することで、消費電力を抑えている。
なお、使用しているチップの仕様上、RGB入力の場合でも横方向に色にじみが発生するほか、NTSC準拠からズレた水平/垂直同期周波数の場合は映らない場合がある点には注意が必要だ。
ショップによれば「想像以上に売れている」とのことで、興味のある人は早めに店頭に問い合わせてみよう。
CHIMEI製のTFT液晶「LQ035NC111」に換装、従来環境から視認性や応答速度が大きく向上する。すでにかなりの数が売れているとのこと |
文: GDM編集部 絵踏 一
NX labsサポートページ: http://nxlabs.bufsiz.jp/
家電のケンちゃん: http://kadenken.com/