2017.05.07 00:00 更新
2017.05.07 取材
自作派たちの周りで発掘された、懐かしのPCパーツを紹介する「懐かしのPCパーツ図鑑」。今回ご紹介するのは、ツクモパソコン本店のベテランスタッフMさん宅で見つかった、Swiftech製CPUクーラー「MCX6400-V」。改めてよく見ると、なんともインパクトのあるヒートシンクデザインだ。
今やDIY水冷パーツを取り扱うメーカーとして著名なSwiftech。かつての主力製品は空冷CPUクーラーでした。そういえば、ペルチェ素子採用のCPUクーラー、なんていうものもありましたっけ。
そんなSwiftech製CPUクーラー最大の特徴が、Helicoid(螺旋曲面)と呼ばれた独特なデザインの放熱ピン。肉厚の銅ベースから、にょきにょきと放射状にピンが生えている様は、今見ても凄いデザインだと思います。
独特なデザインで印象深かった「MCX6400-V」。外形寸法はW101×D98×H42mmで、重量は約750gだった | |
螺旋曲面デザインを採用するHelicoidピン。Swiftech製CPUクーラーの多くに採用されていた |
ちなみにHelicoidピンの搭載本数は、なんと合計374本。「MCX6400-V」は、この上に80mm口径ファンを取り付けて使う、いわゆるトップフロー型のCPUクーラーで、Socket 754/940に対応。僕はAMD Athlon 64とセットで購入しました。
肉厚銅ベースは厚さ13mm。左右各1本のバネネジで留めるバックプレートが懐かしい | 80mm口径ファンを取り付けるステイ付き。Athlon 64のほかOpteronでも使用できた |
今なら10,000円近くはしそうなシロモノですが、調べたところ、当時約6,000円で販売されていたようです。
ともあれ、昔のCPUクーラーデザインは、断然面白かった。最近の製品はどれも似たようなものばかりなので、もっと変わった製品を作ってほしいですね。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
ツクモパソコン本店: https://www.gdm.or.jp/shop/tsukumo/
Swiftech: http://www.swiftech.com/