2019.10.31 11:24 更新
2019.10.31 取材
スタックしてユニットを増設できる、クラシックPC研究会のRGB21pin切替器「クラシックモンスターV.3.31」が家電のケンちゃんにて展示中。現在は同店通販にて予約を受け付けており、11月下旬に販売が開始される予定だ。
家電のケンちゃんにて展示デモが始まっている、レトロマシン用のRGB切替器「クラシックモンスターV.3.31」。ユニットをスタックし、どんどん増設できる製品だ |
RGB21pinのレトロPC・ゲーム機を多数接続、切り替えできるRGB21pin切替器「クラシックモンスターV.3.31」が登場。クラシックPC研究会が手がける製品で、RGB15pinまたは電波新聞社(マイコンソフト)の変換器「FRAMEMEISTER」へ出力することができる。
RGB21入力x8+RGB出力ユニットで構成される「1:8セット」と、RGB21入力x3+RGB出力ユニット構成の「1:3セット」をラインナップ。増設ユニットをスタックして拡張できるのが特徴で、最大64台のレトロマシンを接続できる。なお、「64台入力で物足りない場合は、カスケードで理論上無限入力に対応する」(クラシックPC研究会)とのこと。
ユニット1基の外形寸法はW110×D110×H30mm。RGB出力ユニットとそれに連結されたRGB入力ユニットで構成され、増設ユニットの追加で最大64台入力に対応する |
出力ユニットの背面には、RGB21出力用のミニDIN8pinとRGB15pinを搭載。増設の入力ユニットは、RGB21pinとRGB15pin用をラインナップしている |
入力確認がとれている機種は、PC-9801シリーズやPC-8801シリーズ、FMTOWNSシリーズ、FM77AV40、X68000シリーズ、X1、MSXなど。「クラシックモンスターV.3.31」自体はRGB21pinの切替器で、別売りのRGB21入力ユニット「RGB21増設キット」またはRGB15入力ユニット「RGB15増設キット」をスタックし、接続台数を増やすことができる。
また、映像同期信号を検知して自動的にセレクトする機能を搭載。PCやゲーム機の電源を入れるだけで自動でセレクトされるためボタンを押して切り替える手間がなく、どこにどの機器が接続されているかを忘れてしまっても問題ない。
キーボード・マウス変換ユニットも頒布予定とのことで、最終的には1セットのキーボード・マウス(あるいはジョイスティック)でレトロPC・ゲーム機を操作できる“ユニット型のKVM変換機集合体”を目指しているという |
製品の価格は、「1:8セット」が税込43,780円で「1:3セット」が税込18,480円。増設ユニットは、「RGB21増設キット」と「RGB15増設キット」ともに税込6,578円となっている。家電のケンちゃん通販にて予約を受け付けており、店頭では予約を行っていない点には注意。前述の通り、11月下旬の発売が予定されている。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
家電のケンちゃん: https://www.gdm.or.jp/shop/2017/0101/193926
クラシックPC研究会: https://classicpc.org/jp/