2012.11.29 15:50 更新
2012.11.29 配信
AMD Radeon系グラフィックスカードで著名なSAPPHIREから、ユニバーサル対応CPUクーラー「VAPOR-X CPU COOLER」が発表された。
SAPPHIREブランドのCPUクーラーリリースというだでけ十分にトピックだが、さらにこの製品はヒートシンクにベイパーチャンバーが採用されている点が最大の特徴。
ベイパーチャンバーと言えば、今年発売されたCoolerMaster「TPC 812」が話題になったが、CPUクーラーとは無縁に思えるSAPPHIREでは、VAPOR-Xの名を冠したオリジナルVGAクーラーが既に流通しており、ベイパーチャンバーを採用した冷却システムとしては“隠れた先駆者”といえる。ちなみに「TPC 812」のベイパーチャンバーは垂直だが、「VAPOR-X CPU COOLER」では水平レイアウトという違いがある。さらに余談ながら「VAPOR-X CPU COOLER」同梱のバックプレートデザインを見る限り、Cooler Master製品に“かなり酷似”している。
放熱フィンはカバーで覆われ、φ7mmヒートパイプ(362mm)4本とアルミニウムフィンで構成。受熱ベースにはベイパーチャンバーが採用され、熱移動と冷却能力向上に貢献し、TDP200Wまでをサポート。搭載される冷却ファンは120×120×25mmデュアルファン仕様。軸受けタイプはスリーブベアリングで、495~2,200rpm、40dBA(最大)、77CFM(2基搭載時最大)のスペックを誇る。
外形寸法は、135×110×163,5mmで、重量は924.85g。対応ソケットは、Intel LGA1366/1156/1155/775、AMD Socket FM1/FM2/AM3+/AM3/AM2+/AM2。
文: GDM編集部 松枝 清顕
SAPPHIRE TECHNOLOGY LIMITED: http://www.sapphiretech.com/