電源回路の別基板化で12+2フェーズのマルチフェーズ電源回路を搭載

ASUSTeKは、Intel Z87 Express搭載したLGA1150マザーボード「Z87I-PRO」と「Z87-PRO（V EDITION）」の2モデルについて、国内市場向け取り扱い開始を発表した。いずれも本日4日より発売が開始される。

「Z87I-PRO」は、電源回路を別基板化することで、ハイエンドモデルに匹敵する12+2フェーズデジタル電源回路「DIGI+ Power Control」を搭載したMini-ITXフォームファクタモデル。さらにASUSTeKの高信頼性技術「ASUS 5X Protection technology」や、BIOS破損時の復旧技術「USB BIOS Flashback」を搭載し、ハイエンドPCを実現できる高いパフォーマンスが特徴だ。

メモリスロットはDDR3×2（最大16GB）で、動作クロックは最大3,000MHzまで。ストレージはSATA3.0（6Gbps）×6、USB3.0×8（リア6/フロント2）、USB2.0×6（リア4/フロント2）で、ネットワークはギガビットLAN、IEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth 4.0をサポート。拡張スロットはPCI-Express3.0（x16）×1を備え、ディスプレイ出力はDVI-I×1、HDMI×1、DisplayPort×1の3系統を備える。

Z87-PRO（V EDITION）

「Z87-PRO（V EDITION）」は、PCに合わせた最適チューニングを自動設定する「4-Way Optimization」を搭載させたATXフォームファクタモデル。

「4-Way Optimization」では、基板上に実装されるオーバークロックカスタムチップ「TPU」と電源管理チップ「EPU」を使い、パフォーマンスチューニング、ファンの自動設定、PCの省電力化、マザーボード電源回路の自動化が可能。初心者でも難しい設定を行うことなく、PCのパフォーマンスを最大限に引き出すことができる。

また超高機能ファンコントローラ「Fan Xpert 2」により、ファンの性能を最大限に引き出すことが可能。CPU温度に応じた回転数の個別設定にも対応し、静音仕様・高冷却仕様をユーザーが自由に選ぶことができる。なお詳細スペックは以下の通り。

文： GDM編集部 池西 樹
ASUSTeK Computer Inc.： http://www.asus.com/jp/