2017.04.25 10:37 更新
2017.04.24 配信
AMDのプロ向けグラフィックスカード「Radeon Pro」シリーズより、Polarisコアをデュアル実装する新フラッグシップモデル「Radeon Pro Duo」がリリースされた。
グラフィックスコアは、昨年11月に発売された「Radeon Pro WX 7100」と同等で、1コアあたりコンピュートユニットは36基(合計72基)、ストリームプロセッサは2,304基(合計4,608基)搭載。グラフィックスメモリはGDDR5 32GBで、最大4枚の4K/60Hzディスプレイや、8K/60Hzディスプレイ表示に対応する。
単精度演算性能は最大11.45 TFLOPで、マルチGPU対応のプラグインやアプリケーションなら、競合製品に比べて最大2倍のパフォーマンスを発揮。またGPUリソースを配分することで、2種類のアプリケーションを同時に処理することもできる。
AMDからはFijiコアをデュアル実装する「Radeon Pro Duo」が既に発売されているが、新型モデルではPolarisコアを採用することで消費電力が350Wから250Wへ大幅に低下。これに伴い冷却機構も水冷から空冷へと変更されている |
バスインターフェイスはPCI-Express3.0(x16)、消費電力は250Wで、製品にはワークステーションの厳しい要件に対応するため、24時間365日のフルサポートを提供。また安定性・機能・性能の改善のため四半期ごとにドライバのアップデートが行われる。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
AMD: http://www.amd.com/