2019.06.26 17:00 更新
2019.06.26 配信
TLCでは業界最高密度となる容量1TbのNANDフラッシュがSK Hynixから。独自4D NAND技術を採用した128層NANDフラッシュで、従来の96層モデルに比べてウェハあたりの生産性は40%も向上。さらに96層から128層への移行に必要になるコストは、これまでのプロセス移行から60%も削減されており、より安価かつ大容量なNANDフラッシュの提供が可能になる。
今回発表された製品の動作電圧は1.2V、データ転送速度は1,400Mbpsで、ターゲットとなるのは、ハイエンドモバイル端末やハイエンドSSDなど。なお同社では主要スマートフォンメーカー向けにUFS 3.1対応製品を2020年上旬に提供予定。現行最大の1TBストレージを実現する場合、スペースは半分に、消費電力は20%も削減できるという。
また2020年には、オリジナルコントローラとファームウェアを搭載した2TBのクライアント向けSSDや、データセンター向けの32TB NVMe SSDをリリース予定。さらにすでに176層の4D NANDフラッシュの開発も進められている。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
SK Hynix: http://www.skhynix.com/