エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.193
2012.11.28 更新
文:GDM編集部 池西 樹
「M5 Pro」シリーズ「PX-128M5P」(128GB) 実勢価格10,000円前後 製品情報(リンクスインターナショナル) / 製品情報(PLEXTOR) |
AMDから遅れること約1年、IntelがSATA3.0(6Gbps)に対応したのは2011年に登場したIntel 6シリーズから。その後、ハイエンド向けLGA 2011、メインストリームLGA 1155ともIntel 7シリーズへとアップデートされているが、SATA3.0(6Gbps)はいずれも2ポートまでに制限されており、AMDプラットフォームと比較するとやや手薄な印象だ。
ちなみに現在の主要チップセットは、いずれもRAIDレベル0/1/5/10をサポートしているが、3台以上で構成する場合は当然SATA2.0(3Gbps)ポートを使用する必要があり、最新SSDのパフォーマンスを最大限に発揮させることはできない。
ただし、IntelプラットフォームではIntel 7シリーズ(Intel X79は除く)とIntel Rapid Storage Technology 11.0以降の組み合わせなら、RAID 0でもTrimコマンドが送信されるため、長期使用時でもパフォーマンス低下が抑えられるというメリットがある。
Intel主要チップセットのストレージ対応 |
ちなみに今回の検証ではLGA 2011を代表して(と言っても1チップしかないが)Intel X79Express(以降X79)、LGA 1155を代表してIntel Z77 Express(以降Z77)の2種類のチップセット環境を用意。またRAID構成は「PX-128M5P」を2台使ってRAID 0とし、ドライバには「Intel Rapid Storage Technology enterprise 3.5.0.1101」(X79用)と「Intel Rapid Storage Technology 11.6.0.1030」(Z77用)をそれぞれ使用した。
コンシューマ向けLGA 2011プラットフォーム唯一の対応チップセットIntel X79 Express |
オーバークロック機能やIntel Rapid Storage Technologyに対応したLGA 1155向け最上位チップセットIntel Z77 Express。最近ではコストパフォーマンスに優れたモデルも増えており、現在最も人気のあるチップセットといっていいだろう |