エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.238
2013.05.29 更新
文:GDM編集部 池西 樹
PLEXTOR「PX-256M5Pro」と「PX-256M5P」 実勢価格23,000円前後 製品情報(PLEXTOR)(リンクスインターナショナル「PX-256M5Pro」/リンクスインターナショナル「PX-256M5P」) |
19nmプロセスの東芝製Toggle MLC NANDフラッシュとMarvell製コントローラ「88SS9174」を搭載した「M5 Pro」シリーズに対し、仕様変更がアナウンスされたのは今年1月のこと。アナウンスによれば、NANDフラッシュの供給パッケージをBGA型(ページサイズ8KB)からTSOP型(ページサイズ16KB)へ、さらに基板自体もTSOP型に最適化したものに変更されているとのこと。
ちなみにページサイズが大きくなるとリソース使用量が増え、パフォーマンスや耐久性への影響が懸念されるが、「バッファーマネジメント方式」を改良した最新ファームウェアで、無駄なガーベッジコレクションを減らし耐久性を確保。さらに「M5 Pro Xtreme」では、フラッシュメモリ搭載数を増やし、I/O数を倍増させることで既存モデルと同等のパフォーマンスを維持している。
なおこの変更に伴ない、製品型番の末尾は「M5P」から「M5Pro」へと変更されているが、PLEXTORの製品ホームページでは、「M5 Pro」と「M5 Pro Xtreme」は区別されておらず、CrystalDiskInfo 5.6.2の結果でも違いはなかった。今回の検証では、便宜上「M5 Pro」を「PX-256M5P」、「M5 Pro Xtreme」シリーズを「PX-256M5Pro」として表記するが、基本的には同一モデルとして考えて良さそうだ。ちなみにファームウェアについてリンクスインターナショナルのサポート担当窓口に確認したところ、「アップデータは共通だがそれぞれに最適化されたものが採用されている」とのこと。
「M5 Pro」(上)と「M5 Pro Xtreme」(下)のCrystalDiskInfo 5.6.2の結果。シリアルナンバー以外に違いはなく、ソフトウェア上からはまったく同一モデルとして認識される |