エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.441
2015.09.18 更新
文:GDM編集部 池西 樹
「M6V」シリーズ「PX-256M6V」(256GB) 市場想定売価11,000円前後(発売中) 製品情報(PLEXTOR) |
これまでPCI-Express接続のフラッグシップモデル「M6e」(Black Edition含む)を筆頭に、ハイエンドモデル「M6 Pro」、メインストリームモデル「M6S」、計3種の「M6」シリーズSSDを紹介してきた。そして今回検証を進めるのが末弟にあたるエントリーモデル「M6V」だ。
基板デザインは「M6 Pro」「M6S」のいずれとも異なり、「M6V」向けに新たに設計されているようだ |
HDDからの代替を狙うコストパフォーマンスを重視した製品で、コントローラにはPLEXTORブランド初のSilicon Motion「SM2246EN」を採用。NANDフラッシュは東芝製15nm Toggle MLC NANDで、独自カスタマイズした専用ファームウェアを導入することで、パフォーマンスを最適化。さらに従来通りの厳しい生産基準と、厳密なバーンインテストを実施することで、安定した品質と高い耐久性を実現している。
Silicon Motion製コントローラ「SM2246EN」と東芝製15nm Toggle MLC NANDフラッシュを搭載する |
容量ラインナップは128GB、256GB、512GBの3モデル展開。公称転送速度は容量により異なるが、今回検証する256GBモデル「PX-256M6V」では、シーケンシャル読込535MB/sec、書込335MB/sec、ランダム読込83,000 IOPS、書込80,000 IOPS。最新のハイエンドモデルに比べるとややシーケンシャル書込は低めに設定されているが、HDDの代替としては十分なパフォーマンス。さらに「M6V」では、PCのメインメモリの一部をSSDキャッシュとして利用する、インテリジェントキャッシュ技術「PlexTurbo」に対応するため、パフォーマンスを大幅に引き上げることができる。なお各モデルの詳細スペックは以下の通り。
「CrystalDiskInfo 6.5.2」の結果。インターフェイスはSATA3.0(6Gbpps)で、S.M.A.R.T.、NCQ、TRIMに対応する |