エルミタ的業界潜入記
2017.06.21 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
思い起こせば、イオシスが東京・秋葉原地区に進出したのは2005年7月のこと。当時は威勢のいい大阪系のお店がアキバに殴り込みをかけてきたといった体だったが、それからはや10年以上。今や秋葉原地区だけで4店舗を展開し、すっかりアキバの顔の一つとして馴染んでいる。
“けっこう安い。”の看板と、ユニークすぎる店員たちでお馴染みのイオシス。毎週大量の特価品が並ぶ秘密は、新しく設立された物流拠点にあるらしいが? |
その間に、かつて創業した際の本業(いわくバッタ屋)だった中古PCから、現在はすっかりモバイル系の商材が取り扱いの主流に。スマートフォン・タブレット系商材は実に売上の7割を占めるとのことで、主力店では毎月1億円以上のモバイル端末が売れていくという。そうした成長と変化が背景にあり、「東京と大阪それぞれの物流拠点では手狭になっていた」(関係者)という事情から、新たな拠点として「イオシス リファビッシュセンター」が設立されたというワケだ。
創業は明治40年という、物流の老舗・帝国倉庫内に居を構える「リファビッシュセンター」。隅田川の川べりに位置する同倉庫では、文書保管や磁気テープ保管などのサービス業務も行っている |
従来は東京と大阪に分かれて物流センターを構えていたところ、それらを統合する物流拠点として、2016年11月に設立されたのが「リファビッシュセンター」。場所はアキバから電車で20分ほど、東京メトロ半蔵門線と都営地下鉄大江戸線が乗り入れる、清澄白河駅近郊の物流センター帝国倉庫内にある。首都高速の要である箱崎インターからほど近い、首都圏流通の拠点地域の一角だ。
両国に近いことから周辺には相撲部屋も多く、すぐ近くには貴乃花一門の大嶽部屋が。ちなみにスタッフ一同の一番の悩みは、周囲に食事処が少ないことだとか | |
入り口でお姉さんに受付けをしてもらい、いざ「リファビッシュセンター」に潜入。エレベーター?そんなぬるい物は存在しないので、横の階段を使ってもらおうか |