エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.740
2019.05.23 更新
文:pepe
パソコンショップSEVEN「ZEFT X9E」 基本構成売価税抜399,800円 (2019年5月現在) 製品情報(パソコンショップSEVEN) |
今回の主役は、老舗BTO専門店パソコンショップSEVENが、自信を持ってオススメするフルタワーゲーミングPC「ZEFT X9E」だ。エンスージアストをターゲットにしたハイエンドモデルで、CPUにはIntelがゲーミング向け最高峰を謳うIntel Core i9-9900Kを、グラフィックスカードには、Turing世代のメインストリーム向けハイエンドNVIDIA GeForce RTX 2080 Tiを搭載し、まさに現行では最高峰のゲーミングパフォーマンスを発揮する。
パソコンショップSEVENでは、Intel Core i9-9980XEを採用するウルトラハイエンドもラインナップしているが、ゲームをメインで考えた場合、Core i9-9900Kを使用する「ZEFT X9E」が最高峰と言って差し支えない |
そしてこれらハイエンドパーツを収めるPCケースには、今年3月に発売が開始されたCooler Masterの最新フルタワー「COSMOS C700M」をチョイス。元々パソコンショップSEVENでは、「機能・品質・柔軟な内部レイアウトなど、いずれも他のPCケースとは一線を画す仕上がり」と太鼓判を押す、先代モデル「COSMOS C700P」をBTOのPCケースとして採用。トータルでこれまで100台以上の製品を販売してきた。
アルミニウムを使用したケーストップのハンドルとボトムフットが印象的なフルタワーPCケースCooler Master「COSMOS C700M」を採用 |
そのマイナーチェンジモデルである「COSMOS C700M」であれば、これまでのノウハウがそのまま活かせることもあり、この度標準のPCケースとして採用することを決めたとのこと。尖った選択や奇をてらわず“基本に忠実なパーツを選択する”という、パソコンショップSEVENのこだわりは「ZEFT X9E」でもしっかりと継承されているワケだ。
詳細検証に入る前に「ZEFT X9E」の基本構成を簡単に確認しておこう。CPUクーラーは240mmラジエターを採用するオールインワン水冷ユニットCORSAIR「H100i PRO RGB」、マザーボードはIntel Z390チップのASUS「ROG STRIX Z390-F GAMING」、メモリはCrucialブランドのDDR4-2666 32GB(16GB×2)で、ストレージはCrucial「P1」シリーズの500GBモデル「CT500P1SSD8JP」と、SATA3.0(6Gbps)接続の4TB HDDのデュアルドライブを搭載するハイエンドらしい構成。
フルタワーPCケース「COSMOS C700M」を採用しているため、大型のグラフィックスカードや240mmラジエターを搭載しながら内部にはまだまだ余裕がある。またエアフローを阻害するものもなく、冷却性能にも期待ができそうだ |
その他、日立LGDSのBlu-rayドライブ「BH16NS58」や、80PLUS GOLD認証の750W電源ユニット等を標準装備。キーボード、マウス、液晶ディスプレイはオプション扱いで、OSはWindows 10 Pro 64bit版をプリインストールする。なお基本構成売価は税抜約40万円だが、このモデルの購入者の多くはさらにカスタマイズを加え、「総額で50万円前後になることが多い」(担当者談)という。