エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.27
2010.02.05 更新
文:GDM編集部 池西 樹
PhotoFast社製の新型SSD「G-Monster2 SFV1」シリーズがついに発売となった。当サイトではこれまで数回、独自入手した情報やベンチマーク結果を紹介してきたが、圧倒的なそのベンチマークテスト結果をみて、発売前から気になっていたユーザーも多いのではないだろうか。
また最大のトピックスとして国内初登場となるSandForceコントローラー「SF-1500」の存在は大きな注目点で、特に4Kのランダムアクセス は実測で75MB/secとなり、これまでのMLCタイプSSDの常識を覆す性能を実現している。
執筆時点で「G-Monster2 SFV1」シリーズ中、100Gモデルの「GM2-25M100GSSDSFV1」が先行でリリースされているが、今回はPhotoFast日本総代理店・株式会社フォトファースト社のご好意により、評価モデルをいち早く入手する事ができたため、早速期待の「G-Monster2 SFV1」をチェックしていきたいと思う。
製品パッケージ。日本総代理店の株式会社フォトファーストの存在により、パッケージは日本語化され、製品に対する安心感は高い |
アルミ筐体を採用する「G-Monster2 SFV1」 |
■製品ラインナップ |
モデル名 | 容量 | 発売日 |
GM2-25M50GSSDSFV1 | 50GB | 2010年3月予定 |
GM2-25M100GSSDSFV1 | 100GB | 発売中 |
GM2-25M200GSSDSFV1 | 200GB | 2010年3月予定 |
GM2-25M400GSSDSFV1 | 400GB | 2010年3月予定 |
■「G-Monster2 SFV1」シリーズ主要スペック |
・最大読込260MB/s (ランダム書き込み4K 最大75MB/s) ・2.5インチ SATA 1.5/3Gbps SATAⅠ/Ⅱ ・耐衝撃性能 1500G ・外形寸法 約100mm×70mm×9.5mm ・質量 約105g ・対応OS Windows7(32bit/64bit)/Vista(32bit/64bit)/XP SP3/MacOS X |
SandForce製「SF-1500」コントローラチップとは ・エンタープライズ向けのコントローラチップで、SATA 3.0Gbps/1.5Gbpsをサポートし、パフォーマンスはシーケンシャルリードが最大260MB/sec、IOPSランダムリード/ライトが共に30,000(@4K Blocks)とシーケンシャルリードだけでなくランダムアクセスも非常に高速なコントローラチップだ。対応する最大容量は512GBまで、SLC/MLC両タイプのNANDフラッシュメモリをサポートする |
まずは基板を確認してみることにしよう。コントローラチップは「SF-1500」ということだが、今回の製品ではコントローラチップのシルク印刷は無し。なお当然ながら外装カバーを開け、基板を確認する作業は補償対象外となるため、どうしても興味がある場合は自己責任で行って欲しい。
ケース横の4箇所のネジを外せばケースを外すことができる | コントローラチップを囲むようにNANDフラッシュが8枚配置されている |
裏側にも8枚のNANDフラッシュが配置されている | コントローラチップには「SF-1500」を示すシルク印刷はなし。使用しているNANDフラッシュメモリは「SAMSUNG K9HCG08U1M」 |