新型ケースファン「Air Penetrator AP123」がスゴイ

ケースファン専用というコンセプトで開発された「Air Penetrator AP123」。ブルーUV対応のブレードを9枚搭載する

• Tony氏：
  　今回サンプルを用意できなかったのですが、面白い新型ファンをご紹介したいと思います。「Air Penetrator AP123」です。
• 編集部：
  　ほう。それはまたどういった製品なのでしょうか。
• Tony氏：
  　まずブレードですが、3種類の異なったサイズのものを3組、計9枚搭載しています。一番大きいものが主に風を発生させる役目があり、一番小さいものが主にエアフローを発生させる役目を負います。
• 編集部：
  　真ん中サイズのブレードの役割は？
• Tony氏：
  　特にありません（笑）。サイズを合わせるために3種類作りました。
• 編集部：
  　また正直ですね。では具体的にどういった効果が得られるのでしょうか？

「Air Penetrator AP123」のキモとなる3種類の異なったサイズのブレード。色々なパターンを試した結果行き着いたのがこの形状だという

• Tony氏：
  　静音をうたうケースファンは数多くありますが、購入後にケースに取り付けると意外とうるさいという経験はありますよね？ファン自体が静音なのは間違いないのですが、エアフローはケース内で様々なモノに遮られます。分かりやすい所でいえばファンガードやケースのパネルなどですね。
  　そこで色々な形状のブレードを持つファンを数多く用意し、実際にケースへ組み込んでノイズテストをしました。その結果生まれたのが「Air Penetrator AP123」になります。分かり易い動画がありますのでご覧ください。

「Air Penetrator AP123」

• 編集部：
  　なるほど。いわゆる風切り音がしないわけですね。そうなるとオススメの利用シーンはやはりケースファン用ですね。
• Tony氏：
  　はい。使用するケースによって使い分けてもらえればと思います。例えば、比較的密閉タイプのケースの場合は従来通り「Air Penetrator AP121」等をオススメします。反対にサイドやトップパネルに通風孔などが設けられているケースの場合は「Air Penetrator AP123」を使ってみて下さい。その効果がすぐに実感できるはずです。
• 編集部：
  　具体的な発売予定などはありますか？またラインナップは1モデルでしょうか。
• Tony氏：
  　11月には発売できると思います。モデルは120mm口径1モデルとなりますが将来的には140mm口径も用意したいですね。

「Air Penetrator AP123」のスペックシート。回転数は1,500rpm。徹甲弾ファンということで1.2m先まで風を直進させるパワフルさも健在だ