もうすぐデビューの新作水冷キット2モデル
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年内に発売が予定されているオールインワンタイプの水冷キット「Tundra」シリーズ。ラジエータサイズの違いにより2モデルが用意される。早ければ11月にも登場予定ということで期待して待ちたい |
- 編集部:
同じくCPUクーラーということで水冷製品についてお聞かせください。COMPUTEX TAIPEI 2012でもひっそりと展示されていましたが、その後、進展はありますか?
- Tony氏:
覚えていましたか(笑)。実は今回のイベントではまだお披露目予定はないのですが、少しだけ資料をお見せしましょうか。 「Tundra」シリーズの「TD02」「TD03」といいます。両者の違いはラジエータサイズですね。詳細についてはあまりお話しできないのですが、独自技術のラジエータとオール金属製のウォーターブロックなどが特徴となります。さらに他社さんとの違いとして、静音性にも配慮しています。
- 編集部:
ファンは付属ですか?
- Tony氏:
ええ、通常の120mm口径のファンが付属します。
- 編集部:
発売時期などは決まっていますか?
- Tony氏:
年内で、早ければ11月には発売できるかもしれません。現在全てのテストは終了し、細かい調整段階というところです。
- 編集部:
おっと。もうすぐですね。それは楽しみです。では最後に日本のユーザーにメッセージをお願いします。
- Tony氏:
例年通り、これから新製品を次々と発売していきます。SilverStoneはこれからも革新的でみなさんに喜んでもらえるような製品をどんどん開発していきますので、是非期待してください。
「らしさ」を感じるSilverStoneならではの方針転換
ここ数年で恒例となったSilverStoneのインタビュー。今回もまた面白い話や新製品のトピックをたくさん聞くことができた。人気シリーズの設計コンセプトを大胆に変更してくるあたりなど、いかにも同社らしい柔軟さと思い切りの良さが出ており、今後登場予定の製品も非常に楽しみだ。水冷を始めとしたCPUクーラーシリーズの充実ぶりも顕著で、このまま順調に成長すればこの方面でも他社のライバルとなる日も遠くはないだろう。
年末から年明けの2012-2013シーズンにかけて、多数の魅力的な新製品がリリースを控えるのも同社の特徴的なサイクルだが、今から来年のCOMPUTEX TAIPEI 2013でお披露目される新製品がどうも気になって仕方ない。やはりSilverStoneは見る者をワクワクさせるパーツメーカーだと再認識する取材となった。
協力:SilverStone Technology
マスタードシード株式会社