2008.10.25 07:57 更新
一時1ドル=90円台まで急騰している円相場だが、週明けの為替市場次第では秋葉原のパーツ類にも影響を与えそうだ。なかでも回転が速く、価格競争も激しいCPUやメモリ、HDDといったパーツ類への影響は少なくない。このままでは、CPUなど価格改定並みとなる数千円単位での値下がりになる可能性もあるとか。
対してマザーボードやビデオカードなどのいわゆる“板物”は影響が少ない様子。もともと取扱い代理店の価格表更新は月始めの1ヵ月スパンで行われるのが通例で、円相場の価格反映もそれほど顕著ではないといわれている。ちなみに、IntelなどCPU関連や並行輸入主体の代理店価格の更新は比較的頻繁(週単位)かつ相場の反映もされやすいとされている。従来、代理店の価格提示は火曜に行われることが多い。必然的にバイヤーの発注も火曜に集中するわけだが、円相場が来週28日も急騰したままだと、一部製品を今までよりも安く入荷することが可能かもしれない。
ユーザーにとっては円高差益還元となり嬉しい限りだが、ショップや代理店にとっては痛し痒しというところ。円相場が急騰する前に入荷した商品の在庫については、単純に資産の目減りとなるわけで、簡単に差益還元とはいかない。それでも、冒頭で触れたように「価格競争も激しいCPUやメモリ、HDDといったパーツ類は値下げさぜる得ないだろう」というのが多くの意見だった