2012.09.01 10:12 更新
2012.08.31 取材
アキバ店頭での取材中には、代理店やメーカーの担当者さんと行き合うこともしばしば。本日某店で鉢合わせたのは、ダイヤテック株式会社の営業担当中山さん。FILCOブランドのメカニカルキーボード「Majestouch」シリーズで知られる同社だが、同時に静電容量式キーボードで有名な東プレ製品の正規代理店でもある。 そしてそんな同氏の話を横で盗み聞きすることしばらく、何やら東プレが近く発売する秘密兵器の情報を携えているようだ。そこは入力デバイスに目がないアキバ取材班、早速にうまいこと言いくるめてその魅力を教えてもらうことにした。
「今日は東プレが満を持して発売する、素晴らしいキーボードをご紹介いたしましょう。この『RealForce 108UG-HiPro』は45g等荷重の静電容量式キーボード、ご覧の通りブラックとグレーの珍しい配色をしています。ただし!今回のポイントはそこじゃないんですね・・・よーくこのキートップを見てください。そう、そのキートップの形が一番のキモなんですよ。
中山さん曰く「そのキートップの形が一番のキモ!」という東プレ「RealForce 108UG-HiPro」 |
他のキーボードと比べると一目瞭然なんですが、かなり背の高いキートップを採用しています。さらに指との接地面が角度のついたお椀型になっていまして、指先を滑らせるだけでストンとキーが落ちる仕組みになってるんですね。通常のキートップに比べて指との接地面積がかなり広くなるので、これまで以上に自然かつ素早い入力が可能になっています。この形状を我々は“ハイプロ仕様”と呼んでいるんですが、元は一部メーカーのPOS用端末に使用されていたガチの業務仕様。しかもシステムと一括納入されていたタイプなので、民生用としては初登場です。以前アキバで展示会を開いた際に参考出展させていただいたので、それを覚えている方もいらっしゃるかもしれませんね。
荷重こそ今はお馴染みになった等荷重ですけど、先ほどの通り特殊な仕様のせいで打鍵感はまるで別物です。高いキートップを支えるために軸部分から再設計されていますので、これまでRealForceシリーズを愛用されていた方にも新感覚の打ち心地を味わっていただけると思います。価格は現行モデルにプラス1万円くらいと決して安くはありませんが、キーボードとしては一つの完成形、ゴールを達成したモデルじゃないかと自信をもっています。発売は9月12日を予定していますので、皆さん楽しみにお待ちください!恐らくパソコンハウス東映さんあたりが取り扱ってくれると思いますよ?」
ちなみに筆者も件の展示会にてハイプロ仕様を触る機会があったが、ソフトかつ明確な打鍵感はまさに白眉の一言。個人的には英字配列モデルの発売にも期待したいところ。中山さん、どうにかなりませんか?
文: GDM編集部 絵踏 一