2012.09.27 10:38 更新
2012.09.26 取材
iPhone 5の発売から遅れることわずか一日、SIMロックフリーの海外版が早くもアキバに上陸したのは先週末のこと。アキバの各ショップのフットワークには驚かされるばかりだが、今日はその最前線で仕入れに輸送に販売にと、大車輪の活躍だったイオシス アキバ中央通店の中村さんにお話を聞いてみることにした。日曜日開店時から販売を開始したイオシス各店、売れ行きの方は聞くまでもなく即日完売の大反響だったようだ。そしてなんと取材時には早くも“おかわり”分が再入荷という神速ぶり。果たして世界を沸かせたiPhone 5発売の舞台裏では何が起きていたのか、“戦場”からの声をお届けしよう。
「皆さんお待ちかね、SIMフリーのiPhone 5大絶賛販売中です!初日の日曜日(23日)には結構な数の方に並んでいただいて、おかげ様で即日完売でした。そして今日早くも再入荷、今回もそれなりの数が入りましたよ!・・・なんです、12万はちょっと高いだろうって?いや、確かにちょっとだけ、ほんのちょっとばかり高いような気はしますが・・・実はここだけの話、ほとんど利益は乗ってないんです!マジです!ウチは香港仕入れなんですけど、向こうで買い付けて海を渡ってくる間に色々とかかってしまうという次第で。日中間が何かと騒がしい中でそれなりに苦労もありましたが、こうして売れていくのを見ると報われる気がしますね。
ちなみにiPhone 5発売当日は、私も一緒に社長と海外担当と連れ立って香港まで行ってきました。向こうには『先達廣場』っていう白ロムが集まる聖地みたいな場所がありまして、実際に取引が行われたのはそこですね。私は現場には居合わせなかったんですが、当日の夜は買い集められたiPhoneが続々と集結してきて、その付近ではiPhoneと“実弾”が飛び交う異様な光景があちこちで見られたらしいですよ。しかも相場は分刻みで変わっていくという状況で・・・そんな中で我々もなんとか白黒合わせて40台ほどを確保できました。その後はホテルの一室に持ち込まれたiPhoneをズラッと並べてせっせと動作確認です。これまたスゴイ光景でしたよ。
そうやって持ち込んだiPhone 5もキレイに売れてくれたワケですが、nanoSIMに変わったせいで使うにはSIMカットが必要だったりと少し工夫がいります。(そのあたりは色々あるんで端折りますが) ただ最初に言われていたように、カットした上にヤスリで薄く削らないと云々ということもなく、そのまま使えましたね。ただd○c○m○のSIMで試したところXiが入らなかったので、国内LTEへの対応はハッキリ言って不明です。まぁ、そのあたりはプロの方々がその内どうにかしてくれるんじゃないかとゴニョゴニョ・・・。
オホン、そんな話はさて置き、今後もイオシスは海外版iPhone 5アキバ最安・スピード入荷を目指して頑張ります。価格は相場(あるいは為替)の変動で多少変わってくるかもしれませんが、できればこのままを維持したいですね。そして正直現金特価といきたいところ、ウチならカードでも同じお値段で買えます。ただし現金決済の方には、通常1,480円で販売しているnanoSIMカッターをそのままプレゼント!さらに今なら同時に端末下取り金額10%アップのキャンペーンもやってますよ。
そしてそろそろ向こうは国慶節(10月1日/建国記念日のようなもの)を迎えますが、その前後は例年仕入れが難しくなります。ということは、いち早くSIMフリーのiPhone 5を手に入れるには月内になんとかするしかないってことですね!さぁ興味のある方はお急ぎください。」
余談ながら、発表前に出回って話題をさらったiPhone 5の“モック”もついでに再入荷していた。なんとモックにもいろんな種類があるらしく、「一番似ているのを仕入れてきた」とは中村さんの談。その場に居合わせた購入者も絶賛の再現度、こちらは1,280円と約100分の1の価格で購入できる。気分だけでも味わいたい人はコッチにしてみよう。
文: GDM編集部 絵踏 一
イオシス アキバ中央通店: https://www.gdm.or.jp/shop/iosys_chuo.html