2012.10.17 00:06 更新
2012.10.17 取材
秋葉原のパーツショップには実に様々な目的を持ったお客さんが訪れる。その中でもよく見かけるのが、FXデイトレード用のPC構築について。どうしても多画面出力が必要となるが、メーカー製PCでは難しいために秋葉原の店員に相談するというパターンが多い案件のひとつである。今回は最近そんなPCを組んで納品したというツクモパソコン本店の岩澤さんが登場。昨今の多画面出力PCについて紹介してもらおう。
「今回は、最近私が納品させていただいた『10画面出力対応PC』について紹介させていただきます。10画面と聞くとなにやら大袈裟ですが、実は簡単にできてしまいます。1点、お客様のご要望が全てデジタル出力でということでしたので、その部分のみ留意しました。
用意したのはSAPPHIRE製のRadeon HD 7770搭載グラフィックスカード『FLEX HD7770 GHZ EDITION 1G GDDR5 PCI-E DL-DVI-I+SL-DVI-D/HDMI/DP』(実売価格16,980円)が2枚。それとマザーボードにIvy Bridge対応のASUSTeK製『P8Z77-V』(実売価格17,980円)をチョイスしました。
出力の構成はグラフィックスカード側がDVI×2+HDMI+DisplayPort。このうちDisplayPortは別途用意したアクティブ仕様のDisplayPort→DVI変換ケーブル(実売価格3,980円)を、HDMIは付属のHDMI→DVI変換アダプタを使用しています。これをマザーボードに2枚差しで、最終的にDVI×8(DVI×4+DVI×4)が完成。さらにマザーボード側の出力インターフェイスであるDVIとHDMIを加えると晴れて『10画面出力対応PC』が完成となります。
実際にやると意外に単純かつ簡単に出来てしまいます。自作ユーザーの方なら誰でも可能だと思いますよ。かつてはハイエンド系グラフィックスカードを使用しないと、なかなか大変だった多画面出力でしたが、今では本当に楽になりました。時代の進歩を感じますね。当店ではあらゆるご要望に対し、臨機応変に対応させていただきますので、わからないことがあったら是非お気軽にご相談ください。」
文: GDM編集部 Tawashi
ツクモパソコン本店: https://www.gdm.or.jp/shop/tsukumo.html