2012.11.03 12:36 更新
2012.11.03 取材
PCパーツを扱う代理店の中には、秋葉原近傍に拠点を構えているところも少なくない。そして新商品入荷の折には手っ取り早く担当者が直接台車で納品、というシーンもあったりするのだが、今日はまさにその任を遂行中だった株式会社ファストの名物営業担当Y氏に路上でばったり。なんと中身が本日発売のECS製Mini-ITXマザーボード「NM70-I」というからには、ここは黙って通すワケにはいかないだろう。その後つつがなく各店にて販売が開始されたのは既報の通り、気になる人はこちらの発売記事にも目を通しておこう。
「通行人の視線が痛い・・・ちょっと、写真撮るならお早めにお願いしますよ。この間は某店の中でのご紹介でしたが、今回はまさかの路上。蔵前橋通りの一角からからお送りしております。さぁて、私がこれからショップさんに持って行こうというのは、ECSから新発売の『NM70-I』。なかなかスグレモノなMini-ITXマザーボードなんですよ。
Intel NM70 Expressを搭載する初めてのマザーでして、TDP17WのデュアルコアCPU Celeron 847をオンボード搭載しております。いわゆる省電力マザーのIntel最新版ですね。同じタイプの製品はBIOSTARとか他メーカーからも発表されてますが、ECSから先駆けての販売になりました。SATA3.0(6Gbps)やDDR3 1333MHzもサポートしまして、スペック的にもよくまとまっています。載ってるCPUもSandy Bridge世代のモバイルCeleronですから、Atom搭載マザーなんかを使っていてパフォーマンスに多少不満のある方には最適でしょう。特に『Mini-ITXもIntelじゃなきゃヤダ!』というIntel党な方々にオススメしたい製品ですね。ちなみにCPU非搭載の『H61H2-I3』(4,980円)も一緒に発売されますので、こちらもお好みでどうぞ。
あと地味に面白いところなんですが、珍しくRS-232Cのシリアルポートや2系統のPS/2を持ってたりと、レガシーインターフェースが充実しています。特にシリアルポートは業務用環境で役に立ちますし、企業さんの事務用PCにも向いているでしょう。私も機会があって官公庁に出向いたりした経験もあるんですが、そういった場所で使われてるPCもたいていMini-ITXのコンパクトタイプ。つまり『NM70-I』みたいな製品はうってつけというワケですよ。もちろん実売8,000円という価格も魅力的なので、とにかくコストをかけずにPCを組みたい人にもオススメですね。」
文: GDM編集部 絵踏 一
株式会社ファスト: http://www.fastcorp.co.jp/