2012.11.22 11:39 更新
2012.11.22 取材
アキバから都内某所に場所を移して、株式会社マイルストーン主宰のMSIゲーミングノート発表会会場からお送りする今日のコレオシ。並んだ製品はいずれもゲーマーを唸らせるデスクトップ顔負けのハイスペックなモデルばかりだ。その中から、解説セッションを担当した同社の手島さんがチョイスしてくれたのはフラッグシップモデル「GT70」。会場には同じ仕様でド派手な装飾が施された限定モデル“Dragon Edition”も持ち込まれたのだが、同氏は落ち着いた雰囲気の通常モデルがお好みらしい。
「真っ赤な“Dragon Edition”も今日の目玉の一つなんですけどね、如何せん派手すぎて・・・私自身LANパーティなどのゲームイベントにも頻繁に参加しているんですが、そういうシーンを考えるとシックなこちらの方がいいかなと。ちなみにその手のイベントに参加されるゲーマーさんが持参するPCはほとんどがデスクトップですね。中にはAntecの『P180』を苦労して持ち込んでくる人もいたりするんですが・・・(苦笑) そういう方にこそこの『GT70』はオススメです。これまでのセカンドマシン的なノートPCの概念を超えて、十分メインも張れるだけのスゴイパフォーマンスを持ってるんですよ。
さて、まずざっとスペックをご紹介しますと、CPUに4コア8スレッドのCore i7-3630QM、GPUにNVIDIAのモバイル向けハイエンド GeForce GTX 680M、メモリ16GBを搭載と、実にパワフルな構成です。さらに個人的にプッシュしたいのがストレージで、システムドライブには2台の128GB mSATA SSDをRAID 0(データドライブは750GB HDD)で組み込んでいて、最大読込は900MB/sとデスクトップに比べてもかなり高速。最初は64GBのSSDでもいいかなと思っていたんですが、やはりゲーマー向けということで、スペックに関わる部分は妥協ナシに仕上げてあります。
それとこの製品のプレミアムなポイントはスペックだけじゃないんですよ。一般的なノートより打鍵感のいいSteelSeries製のキーボードを採用していたりと、周辺デバイスにも気を遣っています。もちろんゲーマーモデルということでイルミネーション機能付き。さらに3箇所のエリアごとに7色、5パターンの発色モードを組み合わせて、100通り以上の光らせ方ができるんです。そしてゲームを盛り上げるサウンドも、サブウーファーを搭載したDYNAUDIO製のサウンドユニット実装で抜かりなし。もちろんOSはゲーマー向けということで、Windows 7がプリインストールされます。
全方位でハイスペックな『GT70』ですが、もう一つストレージをHDDのみにしてメモリ容量を抑えた下位モデル(予価179,800円)もリリースされます。こちらはプレミアムな『GT70』の環境はそのままに、自作経験豊富な方が自身でカスタムを楽しめるようにというモデルです。フレーム自体がパーツ換装を考慮してアクセス性のいい構造になっていますし、より手軽な価格で自分好みのパーツを組み込みたい方にはそちらがオススメですね。この筐体はパフォーマンスアップのブーストボタンとか強制冷却スイッチみたいなギミックも盛り沢山なので、触ってるだけでも楽しいと思いますよ。」
文: GDM編集部 絵踏 一
株式会社マイルストーン: http://www.milestone-net.co.jp/