2012.11.23 22:58 更新
2012.11.23 取材
全国21店舗及びウェブ通販のパソコンショップ「ドスパラ」を運営する株式会社ドスパラ(本社:東京都千代田区)は2012年11月23日(金)、開店20周年を記念し、ドスパラ 秋葉原本店にて『「ドスパラ」20周年記念セレモニー』と『「ドスパラ」20周年記念イベント』を開催した。本日はあいにくの雨模様となったものの、老舗ショップが迎えた節目のイベントとあって、多くの業界関係者や自作ファンが集まった。
開幕に先立ってイリュージョン&マジックユニット「プリマベーラ」の二人によるミニイベントも開催、早くも特設会場に注目が集まった。その後13時からはいよいよ記念セレモニーがスタート |
まず開幕冒頭の13時より行われたのが、「ドスパラ」20周年記念セレモニー。PC業界を支えるトップ企業から多くのゲストを迎え、主賓として株式会社ドスパラ取締役社長の畑谷浩治氏が挨拶。1992年に「DOS/Vパラダイス」としてスタートしたドスパラの歴史を振り返るとともに、これまでの各パートナーやユーザーの支援に対し感謝の意を述べ、「今後も変わらずにPC市場を盛り上げたい」と結んだ。
続いては来賓に迎えられた、インテル株式会社クラウド コンピューティング事業本部リセラー チャネル事業部事業部長の早船淳司氏、エヌビディア マーケティング本部部長の林憲一氏、日本AMD株式会社ジャパン ゼネラルマネージャーの稲川公裕氏、日本マイクロソフト株式会社OEM統括本部第四営業本部部長の中薗直幸氏が順番に壇上で挨拶。20周年を祝福するとともに、これまでのドスパラとのパートナーシップを称え、今後の発展に向けてのエールを送った。
冒頭挨拶に立った、株式会社ドスパラ取締役社長の畑谷浩治氏 |
インテル株式会社クラウド コンピューティング事業本部リセラー チャネル事業部事業部長の早船淳司氏(左)と、エヌビディア マーケティング本部部長の林憲一氏(右) |
日本AMD株式会社ジャパン ゼネラルマネージャーの稲川公裕氏(左)と、日本マイクロソフト株式会社OEM統括本部第四営業本部部長の中薗直幸氏(右) |
アニメ「超時空要塞マクロス」シリーズなどで知られる、イラストレーターの美樹本晴彦氏が寄せた「ドスパラ20歳」記念色紙も披露。アニメ好きが集うアキバだけに、会場からはどよめきも |
最後は集まった関係者やファンのお手を拝借、威勢のいい三本締めでセレモニー終幕。突然のクラッカーにプレスや壇上の来賓たちもビックリ! |
国内タブレットとしては高性能ながら、価格は安価な海外製並というキラー級タブレット「ドスパラタブレット」が畑谷社長から発表された |
セレモニー終了後、ドスパラの畑谷社長より披露されたのが、12月より発売が開始されるという「ドスパラタブレット」(型番:A07I-D15A)だ。
1024×600ドットのIPS液晶ディスプレイを採用する7インチタブレットで、1.5GHz動作のデュアルコアCPU(Cortex-A9ベース)、DDR3 1GBメモリ、8GBのストレージを実装。IEEE 802.11b/g/n対応の無線LANに対応する。Google Playアプリは搭載されないものの、マーケットアプリ「Tapnow Market」や日本語入力アプリ「Simeji」を搭載する。OSはAndroid 4.1。
さらに注目すべきはその価格設定で、アキバに多く出まわる安価な海外製タブレットにも匹敵する9,980円で販売されるという。国内向けタブレットは性能が今ひとつで、海外製タブレットはサポートが心配、という従来の構図を切り崩す存在として今後の展開に期待がもてる。本日より予約が開始され、12月上旬に発売予定。
また、担当者によれば「いまだ構想段階」としながらも、10インチサイズのモデルや3G対応モデルなど、複数の“ドスパラタブレットシリーズ”を展開する予定とのこと。
1.5GHzデュアルコア、1GBメモリ、IPS液晶を搭載する7インチタブレット。この製品を皮切りに、ゆくゆくはシリーズ化も考えているという |
もはやアキバでおなじみ、「改造バカ」こと高橋敏也氏と、声優の有野いくさんが壇上に登場。楽しいトークセッションのはじまりはじまり |
13時30分からは、いよいよ自作ユーザーお待ちかね「ドスパラ」20周年記念イベントのターン。壇上にはもはやアキバのイベントでは欠かせない存在になっている、「改造バカ」ことテクニカルライターの高橋敏也氏が登場。アシスタントとして声優の有野いくさんも加わり、さっそくドスパラ20周年記念セールなどのお得情報をアピールした。
続いてはドスパラ店内でしか聞けない店内ラジオ「ドスパラエールミュージック」の公開収録がスタート。MCを務める音楽プロデューサーの田辺恵二氏も壇上に参戦し、ドスパラ商品部の中村碧さんを交え、発表されたばかりの「ドスパラタブレット」のプレゼンテーションなどが行われた。
また、セッション終盤には高橋氏の語る「パソコン今昔物語」も。ドスパラ開店時にさかのぼり、PC業界の動向(+ガンダムも?)を同氏ならではの軽妙な語り口で解説、まさに“独壇場”となった。最終盤にはドスパラ店舗での当日買い物客を対象にしたじゃんけん大会が行われ、イベントを締めくくった。
ドスパラの店内ラジオ「ドスパラエールミュージック」の公開収録も。ドスパラスタッフも加わって、早速「ドスパラタブレット」のプレゼンが行われた |
「話し始めたら止まらなくなりますよ」キャリアの長い同氏ならではのディープな“今昔物語”。ドスパラ開店時からPC業界を振り返る |
ああこんなのあったっけ、という懐かしい話題(+ガンダムも)が続く。「ドスパラがドスパラに改名するってさ」 |
当日購入者限定、豪華賞品が用意されたじゃんけん大会も実施。アムロこと古谷徹氏のサインと、“偽アムロ”なあの人の色紙もじゃんけんで争奪された。必ず2枚まとめてお持ち帰りください |
これにて終幕。「新しい物が次々に出てきて追いつけないくらい。自作はどんどん面白くなっていく」という高橋氏の締めの言葉が印象的だった |
文: GDM編集部 絵踏 一
株式会社ドスパラ: http://www.dospara.co.jp/