2012.12.05 04:04 更新
2012.12.04 取材
GIGABYTE TECHNOLOGY(本社:台湾)は12月4日、都内某所にてWindows 8採用のUltrabookやタブレットPCのメディア向け発表会を開催した。国内市場での第1弾モデルは、株式会社ドスパラ(本社:東京都千代田区)から14インチUltrabook「U2442」が12月中にも発売される事が合わせて発表されている。
Division Director NB Product Management Division Mobility Business CenterのVincent Liu氏。26年間に亘るマザーボードやグラフィックスカードの経験はノートPCやタブレットの分野へも確実にフィードバックされていると語る |
製品紹介に先立ち、GIGABYTE本社から来日したDivision Director NB Product Management Division Mobility Business CenterのVincent Liu氏が登場。同社ノートPC部門の設計から開発、マーケティングまで担当する日本で言うところの統括本部長というポジション。そんな同氏は「GIGABYTEといえば日本でもマザーボードやグラフィックスカードのリーディングカンパニーとして知られているが、今はそれだけに留まらない。ノートPCやタブレットの分野も台湾では日々成長している。そのノウハウを活かし、今後は日本市場でも積極的にノートPCを展開していきたい」と意気込みを語った。
株式会社サードウェーブデジノス企画部部長の大塚 友則氏。ゲームもこなすUltrabookの新モデルにかける期待は大きい。近日中には「U2442」の価格や発売時期を明らかにすると語ってくれた |
また14インチUltrabook「U2442」の国内独占販売を行うというドスパラからは、株式会社サードウェーブデジノス企画部部長の大塚 友則氏が挨拶に登場。「先日20周年を迎えたドスパラだが、ギガバイト様とはマザーボードやグラフィックスカードで長いお付き合いを続けさせてもらっている。このたびはゲームもできるUltrabookの新モデルということで非常に期待しており、ドスパラが展開する全国の店舗及びウェブ通販で販売させていただくことになった」と述べた。
製品紹介を行ったAccount Manager Northeaset RegionのSabrina Chou氏。日本語も使いこなし通訳も担当する |
引き続き、スライドを使った製品紹介を担当したのはAccount Manager Northeaset RegionのSabrina Chou氏。ノートブック部門の日本担当となる同氏は「今回発表する製品のテーマは『オンにもオフにも頼れる1台』。近年、Ultrabookというと薄さを追求するあまりI/O周りのインターフェイス類を省く傾向にあるが、これはビジネスシーンでは非常に不便。プライベートもビジネスもこなせるUltrabookを提供したい」と「U2442」の基本コンセプトについて解説した。
今回の発表会で目玉と言える「U2442」シリーズは、GPUに「GeForce GT 650M」を採用する上位モデルの「U2442V」と「GeForce GT 640M」を採用する下位モデルの「U2442F」の2製品が用意される。
特徴は、独自のダブル通気設計でCPUや搭載するGeForceの排熱を効果的に行う点や、暗い場所でのタイピングも容易にする自動光調整機能付きバックライトキーボードを備える点など。液晶には14インチサイズ(1,600×900)のノングレアタイプを採用するほか、CPUにはCore i7-3517U(1.9GHz)、ストレージには128GBのmSATA SSDと1TBもしくは750GBのHDDが組み合わされるダブルストレージ仕様。OSは最新のWindows 8または同Proから選択可能だ。
3Dオンラインゲームのプレイであれば十分なスペックを実現した「U2442」シリーズ。Ultrabookといえど、妥協はしたくなかったという |
そのほか、外形寸法がW339×D233×H18.5~20.8mm、重量1.69kgとなるスリムなボディーはヘアライン加工が施されたアルミニウム製の天版を備え高級感の演出に成功してる。
発売については、冒頭でも紹介した通りドスパラが展開する全国21店舗及びウェブ通販で行われる予定。詳細については改めてドスパラからのリリース待ちとなるが「GeForce GT 640M」を採用する「U2442F」が、およそ100,000円程度の価格で販売されることになりそうだ。
残念ながら国内発売は未定ながら、回転式の11.6インチ(1,366×768)液晶ディスプレイを採用しタブレットPCのようにも利用することができるUltrabook「U2142」も展示されていた。OSはWindows 8または同Proで、マルチタッチ対応の液晶ディスプレイと組み合わせて直感的な操作が可能だ。
主なスペックはCPUがCore i3-3217U(1.8GHz)、チップセットがIntel HM77 Express、ストレージには256GBのmSATA対応SSDや1TB HDDも搭載できる。外形寸法はW339×D200×H20mm、重量1.39kg(6時間駆動可能なバッテリーおよびmSATA対応SSD搭載時)。
通常のノートPC構造を設計の基礎としつつタブレット型まで縮小したという10.1インチ(1,366×768)液晶ディスプレイ採用の「S1082」。CPUにはこの手のモデルとしては比較的高性能なCeleron 847(1.1GHz)を採用。ビジネスシーンでの使用に最適な1台を目指したという。
主なスペックは、チップセットはIntel NM70 Express、ストレージには320GBもしくは500GBのHDDのほか、64/128/256GBのSSDも選択可能。外形寸法はW270×D173×H14.94mm、重量790g(3時間駆動可能なバッテリーおよびSSD搭載時)。
なお、オプションで豊富なインターフェイスを備えるドックユニットやモバイル時に重宝しそうなキーボード付き専用カバーが用意されている。
文: GDM編集部 Tawashi
GIGABYTE TECHNOLOGY: http://www.gigabyte.com/