ヒートシンクにベイパーチャンバーを採用するCPUクーラー

AMD Radeon系グラフィックスカードで著名なSAPPHIRE初となるCPUクーラーの新製品。しかも同社製グラフィックスカードで採用例の多いベイパーチャンバーを採用したモデルとなれば、いやが上にも注目度は上がる。

注目のベイパーチャンバーは水平レイアウトで受熱ベースに採用されている模様。同じくベイパーチャンバーを採用したCPUクーラーとしては今年発売されハイエンドユーザーの間で人気となったCoolerMaster「TPC 812」が記憶に新しいが、こちらはアルミニウムフィン部に採用されていた。

外観デザインを確認しておくと、放熱フィンはカバーで覆われ、φ7mmヒートパイプ（362mm）4本とアルミニウムフィンで構成。ベイパーチャンバーが採用された受熱ベースは、熱移動と冷却能力向上に貢献し、TDP200Wまでをサポート。搭載される冷却ファンは120×120×25mmデュアルファン仕様。軸受けタイプはスリーブベアリングで、495～2,200rpm、40dBA（最大）、77CFM（2基搭載時最大）のスペックを誇る。
　そのほか外形寸法は、135×110×163,5mmで、重量は924.85g。対応ソケットは、Intel LGA1366/1156/1155/775、AMD Socket FM1/FM2/AM3+/AM3/AM2+/AM2。

サンプル版の入荷を確認したPC DIY SHOP FreeTによると、具体的な発売予定や予価は未定とのこと。「これからテストを始めようかと思う」ということなので、発売される頃にはその実力のほどもある程度明らかになるだろう。

発売を確認（16:00）
「VAPOR-X CPU COOLER」の発売を確認。価格はオーバークロックワークスで税込8,480円、ツクモパソコン本店で税込9,980円。

文： GDM編集部 Tawashi
SAPPHIRE TECHNOLOGY LIMITED： http://www.sapphiretech.com/
PC DIY SHOP FreeT： https://www.gdm.or.jp/shop/freet/