2012.12.14 17:12 更新
2012.12.14 取材
遅ればせながら本日12月14日、台湾でアップルiPhone 5およびiPad miniの発売が一斉に開始された。そこで今回は、アメリカからiPhone 5 SIMフリー版(+輸入コスト)、日本でiPad mini(+旅費)を購入したエルミタ台湾STAFFが、現地の熱狂ぶりを画像中心にレポートする。
本日からiPhone 5 / iPad miniの発売が開始された台湾。タクシーのドアにはiPhone 5の広告も |
2012年9月21日に発売が開始されたアップルiPhone 5。遅れること約3ヶ月、ようやく台湾でも発売が開始された。そこでエルミタ台湾STAFFは発売解禁時間の8:00(台湾時間)、台北世界貿易中心展覽館のすぐ隣にある、映画館やレストランやデパートが並ぶ「威秀影城廣場」(VIESHOW CINEMAS)に行ってみた。ちなみにここは、休日にはたくさんの台湾人が集うスポットとして人気がある。
朝8:00解禁に合わせ、各取り扱いショップには長い行列ができた。また台湾メディアも多く押し寄せ、朝っぱらからのお祭り騒ぎ状態 |
アップルストアが無い台湾では、3大電信会社と呼ばれる「中華電信」「台湾大哥大」「遠傳電信」を中心に、台湾で最大の携帯販売店、「Studio A」「Data Express」合計5社から一斉に発売が開始された。最低気温16℃にまで下がった台北市内だが(十分暖かいじゃないか)、前日朝から並び始めた人もいたとか。ちなみにモヒカン姿や手作りのハリボテを纏う等、彼の国でみられるような人の姿は見当たらない。
8:00解禁。この日を待ちに待った人々がカウンターに殺到。なお直営店ではないだけに、アップル社員の姿はなく、入り口では台湾のお姉さん達が笑顔で出迎えてくれた |
発売を今か今かと待っていた台湾のアップルファン。解禁後は店内のあちこちで「軽い!」「速い!」「来てよかった!」等の声が上がっていた。台湾製造の部品も使われているiPhone 5 の発売が、なぜ出遅れるのかと不満を漏らしていた台湾の人々だが、この日ばかりは笑顔笑顔。ちなみに発売されたのはすべてSIMフリー版で、価格は16GBで21,900元(約61,500円)、32GBで25,500元(約71,800円)、64GBで28,900元(約81,500円)となり、32GBと64GBに限っては、前作iPhone 4S よりも若干安く設定されている。さらに料金プランだが、各電信会社さまざまなコースが用意されているようだが、冷静に計算してみると3大電信会社の価格設定はほぼ同列とか。
STAFFに入荷状況を聞いたところどうやらアップルから箝口令が出ているらしくノーコメント。情報によると、国内最大の中華電信でも、予約無しで解禁日に購入できるのはおよそ100台とか。人気は32GBモデルのホワイトで、64GBのブラックは比較的買いやすいそうだ |
iPhone 5 と同時に遅れること1ヶ月強、iPad miniおよび第4世代iPadも発売が開始された。特にiPad miniは台湾でも人気で、iPhone 5 よりも入荷数は多かったらしい。ちなみに本日現在、アップルのWebサイトを確認するとすでに2週間待ち状態。価格は16GBで10,500元(約29,400円)、32GBで13,500元(約37,800円)、64GBで16,500元(約46,200円)となり、3G/LTEモデルは2013年のはじめに発売が開始されるのではないかと言われている。
第4世代iPadは制限無し、iPad miniは1人1台のみ購入が可能。人気は16GBのホワイトモデルとのこと |
文: GDM編集部 林 毅翔(台湾) / 松枝 清顕
中華電信: http://www.cht.com.tw/
台湾大哥大: http://www.taiwanmobile.com/
遠傳電信: http://www.fetnet.net/