2012.12.23 00:00 更新
2012.12.22 取材
株式会社サードウェーブデジノス(本社:東京都千代田区)が主催する、国内最大級のPCゲームイベント「第6回秋葉原PCゲームフェスタ」 Powered by GALLERIAが本日12月22日に開幕した。オンラインゲームを中心に多数のブースが展開される大型イベントで、来週24日(月)までの3日間にわたって開催される。
冒頭挨拶に立った株式会社サードウェーブデジノス取締役社長の松野康雄氏(左)と、NHN Japan 株式会社ゲーム本部ゲームエンタープライズ事業グループパブリッシング1事業部長の崔倫碩氏(右) |
すっかりゴールデンウィークと年末の恒例行事となっている「秋葉原PCゲームフェスタ」も早6回目。開幕に先立って行われたオープニングセレモニーでは、まず主催者の株式会社サードウェーブデジノス取締役社長松野康雄氏が冒頭で挨拶。サードウェーブ分社化による同社設立の経緯にふれるとともに、「『GALLERIA』ブランドの展開やゲームフェスタ開催を通して新たなゲームファンを創造し、PCゲーム業界を活発化させたい」と決意を語った。続いては、イベント後援団体の日本オンラインゲーム協会(JOGA)より、理事企業・NHN Japan 株式会社ゲーム本部ゲームエンタープライズ事業グループパブリッシング1事業部長の崔倫碩氏が登壇。オンラインゲーム黎明期に普及に携わった経験を振り返りつつ、フルコントロールデバイスであるマウスやキーボードを駆使できるPCゲームの魅力を説明した。
両氏によるテープカットでオープニングセレモニーは閉幕。最大級のPCゲームイベント「秋葉原PCゲームフェスタ」がいよいよ始まる |
「GALLERIA」ブランドが放つ新型ゲーミングノートも合わせて発表。GeForce GTX680MをSLI構成で搭載するハイエンド仕様で、快適なゲームプレイを約束する |
セレモニーに引き続いて、プレス関係者に対し松野社長より来年の発売が予定されている「GALLERIA」ブランドの新型ノートPC「GM680D」と「GM680M」が披露された。
とにかく巨大で重い、“史上最強のノートPC”「GM680D」。デスクトップ向けX79 ExpressチップセットとCore i7-3960X Extream Editionを組み込むという離れ業に挑戦している |
いずれもNVIDIAのモバイル向けハイエンドGPU GeForce GTX680MをSLI構成で搭載する高性能なゲーミングノート。中でも、商品説明を担当したサードウェーブデジノスPC本部企画部の西村裕典氏が「これをノートと言っていいのであれば史上最強のノートPC」と語る「GM680D」が圧巻だ。動かすのにも苦労しそうな分厚い筐体はなんと重さ約5.5kg。デスクトップ向けのX79 Expressチップセットを搭載するモンスターマシンで、CPUにはCore i7-3960X Extream Editionの採用が想定されているらしい。「まだサンプル扱い」とされる展示機にはCore i7-3820が搭載されていたものの、発売に際しては「必ずExtream Editionを搭載する」とのこと。最高峰のCPUとSLI構成のGTX680Mの組み合わせにより、ハイエンドなデスクトップPCに比べても遜色のないパフォーマンスが期待できる。
その他のスペックは、メモリ16GB(最大32GB/クアッドチャンネル)、ストレージはSSD 128GBとHDD 1TB。DisplayPor×1、HDMI×1、DVI×1を備え、外部ディスプレイへの接続で3画面のマルチディスプレイ環境を構築可能なほか、NVIDIA 3D VISIONに対応。5.1chサラウンドスピーカーを搭載するなどオーディオ面にも隙はない。OSはWindows 7 HomePremium 64bitがプリインストールされる。
発売は来年2月頃が想定されており、予価は西村氏によれば「30万円を下回る価格で提供したい」とのこと。イベント開催中は1Fのタッチアンドトライ会場にて試遊することもできるため、イベントに足を運んだ際にはぜひそのモンスタースペックを体感してみよう。
IntelのギガビットLANやUSB3.0、eSATAをサポートするなど周辺機能も充実。巨大な300WのACアダプタ×2を連結させるという前代未聞の仕様で、これがコンセプトモデルでないというのが恐ろしい |
Core i7-3940XMを搭載する「GM680M」。厚みは「GM680D」と比べても一目瞭然で、一般的なパワフルゲーミングノートといえばこちらのことだろう。発売は同じく1月~2月頃が予定されている |
1Fのメインフロアは最新タイトルを気軽に試遊できるタッチアンドトライ会場。各ブースには、すべてのゲームを快適にプレイできる「GALLERIA」ブランドのゲーミングPCが採用されている |
イベント会場はベルサール秋葉原の1Fと地下1Fにまたがる2フロア構成で、メインフロアの1Fは多数のオンラインゲームを試遊できるタッチアンドトライ会場。合計48タイトルもの最新ゲームを気軽にハシゴできるほか、パワフルな「GALLERIA」ブランドのゲーミングPCにふれることができる。
また、地下1Fにはイベント専用フロアが設置され、連日大型タイトルのオフラインイベントが開催される。初日の22日には「Alliance of Valiant Arms AVARST Season3 決勝戦」が行われ、「爆破」「護衛」の頂点を目指す強豪クランの戦いぶりに集まったファンたちの熱い声援が送られていた。なお、23日には日本最強クランと韓国最強クランの対決が実現する「SPECIAL FORCE 2 Special Exhibition match 2012」、最終日の24日には決闘場日本一を決める賞金総額100万円の「DARK BLOOD OFFICIAL CHAMPIONSHIP 2012」が開催される。
地下1Fは特設イベント会場。毎日日替わりでビッグタイトルのオフラインイベントが開催される。訪れた観客は、決勝まで勝ち抜いてきた強豪プレイヤーたちのプレイに釘付けだった |
メイン会場の1Fには協賛各社による合計48タイトルもの最新ゲームのイベントブースが目白押し。ここでは会場の様子を画像を中心にお伝えしよう。
人気MMORPG「ファンタシースターオンライン2」を展開するセガブースはやはり今回も注目度が高い。正式サービスが始まったばかりの「RUSTY HEARTS」にも多くの人だかりができていた |
セガブースを盛り上げるコンパニオン。「RUSTY HEARTS」ブースではオリジナルグッズが当たるガラポンも行われていた |
「A列車で行こう9」などを出展している入り口付近のサイバーフロントブース。6面ディスプレイの展示デモが目立っていた |
「TERA」や「ファイターズクラブ」を出展中のNHN JAPANブース。「ファイターズクラブ」のコスプレをしたコンパニオンの姿も |
「晴天物語」と「ARK FRONTIER」を展開するベクターと、「ペーパーマン」などを出展しているゲームポットブース。シーアンドシーメディアブースでは「パーフェクトワールド」や「ダークブラッド」がプレイできるようだ |
「メダル オブ オナー ウォーファイター」や「SIM CITY」などの人気タイトルが並ぶエレクトロニック・アーツブースと、「C9」や「Alliance of Valiant Arms」が楽しめるゲームオンブース |
「DIVINA」や「Dream Drops」などカワイイ系タイトルが並ぶガマニアデジタルエンターテインメントブース。エムゲームジャパンブースは「KNIGHT ONLINE Xross」、ウィローエンターテイメントブースでは「ドルアーガの塔」を遊ぶことができる |
「カウンターストライク:グローバルオフェンシブ」を出展しているサイバーフロントブースや、大型タイトルが遊べるエヌ・シー・ジャパンブース。入り口付近では人気タイトルの「モンスターハンター フロンティア オンライン」を抱えるカプコンがブースを構える |
「アサシン クリードIII」や「Call of Duty: Black Ops 2」が遊べたNVIDIAブース。Razerブースでは豊富なゲーミングデバイスを試すことができる |
岡谷エレクトロニクスのROCCATブースでもゲーミングデバイスを使った試遊ができる。何があるのかコンパニオンのお姉さんに聞いてみよう |
文: GDM編集部 絵踏 一
株式会社サードウェーブデジノス: http://www.dosparapc.jp/
一般社団法人日本オンラインゲーム協会(JOGA) :後援: http://www.japanonlinegame.org/