2013.01.15 00:00 更新
2013.01.15 取材
本日のコレオシは、 TSUKUMO eX.4階スタッフのベテランスタッフ西田さんが登場。これぞ自作ユーザーには欠かせないという、ケース内配線に便利な小物を紹介してもらおう。
「初心者の自作ユーザーさんが組み立ての際に見落としがちなのが、ケース内のケーブル配線でしょう。おそらくベテランと初心者の差が非常に出る部分かもしれません。たかが配線と思われる方もいるかもしれませんが、ケース内の配線をキッチリ行うことで、エアフローの改善に繋がるのはもちろん、効率的な冷却にとって非常に重要な要素となります。搭載するケースファンやCPUクーラーをアレコレと考える前に、まずはしっかりとした配線が自作のキモでしょう。
そこでご紹介したいのが、アイネックスから発売中の「電源3分岐ケーブル」シリーズです。コネクタ形状によっていくつかラインナップしているのですが、基本的にはペリフェラル4ピンを4cm間隔のSATA15ピン3口に変換するというものとなります。これは3.5インチベイ3段に最適な間隔となっており、例えば電源ユニット付属のケーブルなどよりも格段にスッキリとHDD同士を接続することができるわけです。HDDを何台も搭載するようなRAID環境にもピッタリですね。
確証はないですが、この4cmという間隔は人気のCooler Master製PCケース「CM 690」を参考にしたという話です。もちろん他社のケースでもOKですよ。自分もAntec「P180」を使用していますが、ご覧の通りスッキリと配線することに成功しました。ケーブルも指で押すと曲がるくらいに柔らかいので、折り曲げての接続も問題ありません。
どうしても新規にPCを組む際などには、この手の小物の存在を忘れがちです。もちろん一度組んだ後からアップグレードとして手を加えて行くのも自作の醍醐味ですが、ケーブル周りに関しては初めからキッチリと押さえておきたいですね。このあたりはショップ店員にどんどん相談しちゃって下さい。意外に参考になると思いますよ。」
文: GDM編集部 Tawashi
TSUKUMO eX.: https://www.gdm.or.jp/shop/tsukumoex/