2013.02.14 11:00 更新
2013.02.14 取材
回転する自転車のホイールに、好きなイラストをLEDで投影できるイルミネーションホイール「ANIPOV」が発売。三月兎2号店や三月兎 魔窟など、三月兎各店にて販売が始まっている。店頭に並んだのはLEDユニット2個入りの「ANIPOVスターターパック」と、増設用の1個入り「ANIPOVブースターパック」。
年末から三月兎 魔窟店頭でデモされていた、イルミネーションホイール「ANIPOV」がついに発売。人の目の残像効果を利用したアイテムで、PC経由で好きなイラストを指定できる |
自転車のスポークに取り付けて、回転するホイールに指定した文字やイラストを表示できる「ANIPOV」の店頭販売が三月兎各店でスタートした。「POV」とは“Persistence of Vision”(残像)の略称で、製品名はそれに“Animation”を合体させた造語。つまるところ「ANIPOV」とは、取り付けたLEDユニットの回転で生まれる残像効果を利用したイルミネーションアイテムなのだ。販売元は株式会社トランプで、開発・設計にはSuns & Moon Laboratoryや株式会社ビット・トレード・ワンが参加している。
ちなみにLEDユニットを利用したイルミネーションホイールはこれまでも販売されていたものの、「ANIPOV」は“自分の好きなイラストを表示できる”、そのイラストを“アニメーションさせることができる”という点で画期的。設定はPCとユニットをUSB接続し、専用ソフト「ANIPOV WRITER」で行う。最大150枚の画像を使用したアニメーションが可能で、もちろん自作のイラストによる“自分だけのイルミネーションホイール”を作り出すこともできる。
実態は両面にフルカラーLEDを搭載するユニットで、自転車のスポークに取り付ける。単3電池3本で駆動し、背面のボタンを使用した輝度調整も可能 |
LEDユニットは光源にRGBフルカラーLEDを採用し、両面に64個のLEDを実装。回転速度検出用の磁石センサーを使用してイラストを固定する仕組みで、2個以上のLEDユニットを使用してイラストを表示する。2個入りの「スターターパック」のみでも表示可能なものの、「ブースターパック」を買い足して増設することで、「自然で安定した表示が可能」(ショップ)という。電源は単3電池3本で、使用時間の目安は6時間。
イラストの指定には、同梱の専用ソフト「ANIPOV WRITER」を使用。磁石センサーにより回転速度を検出、絵が回らないように固定している |
対応は26インチホイールをもつMTB/シティサイクルなどの自転車で、バイクには対応しない。防塵防滴仕様(超音波溶着)により雨天でも使用できるものの、浸水は不可。土砂降りでは誰も見てくれないということで、大人しく天候の安定した日に外へ繰り出した方がよさそうだ。
三月兎各店にて「ANIPOVスターターパック」が18,900円、「ANIPOVブースターパック」が9,800円で販売中。
文: GDM編集部 絵踏 一
ANIPOV: http://www.anipov.jp/
三月兎2号店: https://www.gdm.or.jp/shop/usagi-2/