2013.03.16 02:29 更新
2013.03.16 取材
もうすぐあの“Model-M”が国内に再登場!15日付けリリースでお伝えしたとおり、Unicomp製キーボードの新規取り扱い開始がダイヤテックから発表された。当面は通販限定の展開になるものの、すでに同社の倉庫では4製品8モデルのラインナップが出撃準備を整えていた。多少見てくれはアレでも打鍵感は往年そのまま。中山さんも日々の動作チェックを繰り返すうちに、すっかりバックリングスプリング機構の虜になってしまったようだ。
「お待たせいたしました~!日本ではしばらく購入できなかったUnicomp社のModel-Mキーボードがついに当社から再販開始です。私の持っている『Classic』を含めまして4製品、白黒合わせて合計8モデル展開で週明け18日に発売になります。詳しいラインナップはこちらのリリースにズラッと載っていますので、ぜひ目を通してみてください!
すでに旧IBM時代の名機レビューをチェックされているエルミタ読者さんには今さらかもしれませんが、このキーボードは昔懐かしバックリングスプリング機構のスイッチを採用しています。IBMからLexmark、そしてUnicompへとほとんど形を変えずに生産が受け継がれてきた製品で、“Model-M”の通称はもはや伝説ですね。内部の弦巻バネの屈曲でスイッチを作動させるという構造で、強い打ち抜き感のある独特の感触と、タイプライターのような『ガチャンガチャン!』というけたたましい打鍵音がもう・・・とにかく絶品です!ほかのスイッチでは再現できない打ち心地なので、ぜひ一度試していただければと思います。
ただ悩ましいのが、多少作りが大味なところですね。打ち心地には影響しないところではあるんですが・・・往年の金型をそのまま使っている関係で、バリやヒケがあちこちにあったりとややクオリティに難があります。製品ページでも正直にお伝えしている通り、気になる部分はサンドペーパーなどでキレイにしていただければと。多少面倒ではありますが、この特別な打鍵感はホントにオススメです。ユーザーの方々自身の手で仕上げていただくような、そんな大らかな気持ちで使っていただければ幸いですね。」
文: GDM編集部 絵踏 一
ダイヤテック株式会社: http://diatec.co.jp/