2013.04.05 19:01 更新
2013.04.05 取材
x86互換サーバーの開発を得意とする国内メーカー ピノーからAtomプロセッサを搭載した手のひらサーバー「サバ太郎」シリーズの発売が開始された。
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ヒートシンク部をオープンにしたユニークなケースを採用する「サバ太郎」シリーズ。コンパクトながら放熱性に優れ、安定した動作が可能 |
ピノーブランドの小型サーバー「サバ太郎」シリーズの発売がオリオスペックで開始された。CPUには、Intelの省電力プロセッサAtomシリーズが採用され、同クラスのARMベース製品より約1.5倍パフォーマンスが向上している。
内蔵ストレージは4GB SSDを標準装備し、OSはDebian6.0.6安定版をプレインストール。さらに、内蔵HDDやmSATA SSDを増設すれば、使い慣れたWindows系OSをインストールして小型PCとして運用することができる。
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用途に合わせてスペックの異なる赤・青・黄のカラフルなバリエーションモデルがラインナップ。さらに受注生産ながら、白のローエンドモデルも用意される |
用意されるラインナップはAtom N2800(2コア/4スレッド/1.86GHz/L2キャッシュ1MB/TDP6.5W)、DDR3 4GBメモリ構成のハイパフォーマンスモデルが、2.5インチ320GB HDD搭載「TYPE-R(赤)」(売価68,000円)とmSATAスロット対応でストレージ非搭載の「TYPE-B(青)」(売価59,000円)の2機種。
Atom N2600(2コア/4スレッド/1.60GHz/L2キャッシュ1MB/TDP3.5W)、DDR3 2GBメモリ構成の省電力モデルが「TYPE-Y(黄)」(売価53,800円)とLANポートを1chにしたサーバー向け「Type-W(白)」(売価46,000円)の計4色展開。このうち「Type-W(白)」については受注生産となる。
それ以外のスペックは、チップセットIntel NM10 Express、ネットワークチップはIntel 82583を搭載し、インターフェイスはUSB2.0×2、HDMI×1(Type-Wは非搭載)が用意される。なお外形寸法はW87×D121×H51mm(TYPE-Rは58mm)で、重量は650g~760g。
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2.5インチHDDやmSATA SSD対応モデルなら、Windows OSのインストールも可能。持ち歩ける小型PCとして利用できる |
文: GDM編集部 Tawashi/TEXT:GDM編集部 池西 樹
製品情報(ピノー)※掲載時、製品ページ未開設: http://www.pinon-pc.co.jp/sabataro