2013.04.09 11:40 更新
2013.04.08 取材
富士通コンポーネント株式会社(本社:東京都品川区)は2013年4月8日、主にOEM向けに生産を行なっていた静音設計のメンブレンキーボード「FKB8769」シリーズと「FKB8811」シリーズの店頭向け出荷を開始した。市場想定売価はそれぞれ6,980円。
一般的なモデルに差をつける、高品位アクチュエータ搭載の上質メンブレン。OEM向けらしくパッケージは茶箱で、製品にもロゴマークは入れられていない |
どこかで見たことあるような?と気がついた人もいるかもしれない。富士通コンポーネントがOEM向けに供給していたキーボード2製品の店頭販売が今週からスタートした。一時WEB上で直販されたことはあったものの、店頭展開されるのは初めてとなる。
いずれも静音設計を謳う上質なメンブレンキーボードで、別ユニットの高品位アクチュエータを搭載。独特のカーブドステップスカルプチャ構造と合わせ、疲れにくく快適な打鍵を実現している。
ドリームキャスト用キーボードとしても(その筋で)有名な「FKB8769」シリーズ。お手本のような配列で、独特のカーブ構造が良質な打鍵感を提供する |
「FKB8769」シリーズは、フルキーボードからテンキー部分のみを取り除いた“Space Saver”デザインのテンキーレスキーボード。ドリームキャスト用にも供給されたことのある製品で、「ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド」をプレイした人の中には感触を覚えている人もいるかもしれない。ちなみに「Made in Japan」の純国産モデルでもある。
キー荷重は0.54N±0.25N(約55g)で、柔らかながら確実な打鍵感が特徴。キーピッチは19mmで、キーストロークは3.8mmだ。外形寸法はW368×D153×H39mmで、重量は約650g。接続インターフェイスはUSB。カラーはライトグレーで、日本語配列モデルと英語配列モデルが用意される。
標準的なキーピッチでテンキー付き、しかも省スペースなモデルが欲しい。そんな人にはこちらの「FKB8811」シリーズがオススメ |
「FKB8811」シリーズは、テンキー付の省スペースモデル。標準的な19mmのキーピッチを維持しつつ、機能キーなど一部を共通化することでコンパクト化を実現している。荷重は上記よりやや軽めの0.49N±0.24N(約50g)。外形寸法はW382×D189×H35mmで、重量約860g。接続インターフェイスは同じくUSBを採用。カラーは黒とライトグレーの2色展開で、それぞれに日本語配列モデルと英語配列モデルをラインナップする。
機能キーなどを共通化して幅を切り詰め、省スペース化を実現している。もちろんこちらもアクチュエータ内蔵のメンブレンスイッチ採用モデルだ |
現在のところ、パソコンハウス東映にて「FKB8769」シリーズが6,280円で販売中。その他店舗や量販店でも順次取り扱いが開始される予定だ。
文: GDM編集部 絵踏 一
富士通コンポーネント株式会社: http://www.fcl.fujitsu.com/