2013.05.03 02:15 更新
2013.05.03 取材
ビット・トレード・ワンから先週発売の「ニキシー管キット」が今日のコレオシに登場。貴重なニキシー管を使って色々遊べるとあって、三月兎2号店でも非常によく売れているらしい。そうとなれば工作キット担当の原田さんの出番。早速話を聞いてみた・・・が、「これは、いいものだ」とは言うものの歯切れが悪い。どうも過去のトラウマを刺激する何かがあるようだ。
「いやー、これはホント面白いアイテムだと思いますよ。まずニキシー管のレトロな雰囲気がたまらない、しかもそれをPCと連携させて色々遊べちゃうというから、実にワクワクするじゃないですか。ただ個人的には思うところがあって、今日の『ニキシー管キット』は珍しく“コレオサナイ”感じでいこうかと思います。とはいえ店頭では大好評で、初回分は早くも売り切れ。今あるのは“おかわり”分なんですよ。気になる人はすぐに飛びついた方がいいとは思うんですがね・・・。
さてこのキットですが、そもそもニキシー管4本と点灯回路が詰まった『ニキシー管 点灯キット』と、それを制御するための『ニキシー管 制御キット』の2つを組み合わせて使います。最小構成で19,280円というわけですね。ただし制御キット1つに点灯キット4台を接続できるので、最大16本のニキシー管を制御できるっていうからスゴイ。16本並んだニキシー管って、結構壮観だと思いますよ。
それで何を制御するの、という話ですが、早い話がアイデアとやり方次第でなんでもです。今は簡易ツールだけですが、いずれ公開予定のDLLを使えば自由に好きなアプリを作れますからね。PCと連携させてCPU使用率を表示させたりとか、それはもう自由に。何しろ1本1本を自由に制御できるわけで、話を聞いている内に世界が広がってくるでしょう。
ちなみに制御キットは制御回路と昇圧回路のセットになってまして、ニキシー管に200Vの高電圧を供給してるんですよ。だから取り扱いには絶対に注意!ACを抜いてもしばらくは基板や部品類が帯電しているので、LEDランプが消えるまでは触らないこと。・・・過去にアノードキャップの解体中に凄まじい感電を体験して以来、高電圧には思うところがあるんですよ。あれはリアルに泣いた・・・。
まぁそんなツライ過去はさて置き、デッドストックのニキシー管を使う以上最大生産数が決まっています。あとから点灯管キットだけ買い足そうっと、なんて考えてると切ない目に合うかもしれませんよ。とにかく買うならお早めに。迷うくらいならさっさと買っちゃいましょう。あれ、結局コレオシしてる?」
文: GDM編集部 絵踏 一
三月兎2号店: https://www.gdm.or.jp/shop/usagi-2/