2013.05.18 01:24 更新
2013.05.18 取材
海外製のタブレットがいち早く入荷することでもお馴染みな東映無線ラジオデパート店。しかしながら店頭にズラリならぶ機材の山が語る通り、本来は計測器のお店なのだ。正直なところどれが何に使うための物なのかサッパリなのだが、今日はあえてその中から金子さんにコレオシなアイテムを聞いてみることにした。題して「自作に役立つ計測器あれこれ~初心者編~」!まずは簡単なものからお願いします。
「確かに一般の方には何が何やら、という品揃えですよね。棚をよくよく眺めてみると・・・秤からオシロスコープ、オーディオ測定器までと色々で、高いものだと30万円くらいの物もあるんですよ。もちろん中には自作PCに役立つ物もたくさんありますが、今日のところは分かりやすい『初心者編』をお送りしましょう。
まずは小手調べということで、簡単お手頃なアイテムから。最初はカスタムのマルチテスター『KM-320N』(あれ、POPの型番間違ってるな)のご紹介です。ご覧の通りかなりの格安価格でして、その割にできることがすごく多いんですよ。確度の点では決してトップクラスではないですが、1台で済ませたい場合には最適なテスターですね。
そしてもう一つはA&Dの温度計『AD-5612A』。温度を非接触で計測できる放射温度計ってヤツです。それにこの製品は、水や隙間に挿しこんで測れる熱電対(プローブ/探針)付のお得なアイテムなんですよ。簡単に温度を知りたい時は放射でピカッ、ヒートシンクの隙間に熱電対を突っ込んでほほう、と唸ってみたり。一粒で二度美味しい、しかもこのお値段はかなりオススメです。
さらに地味なポイントではありますが、両方とも一般的なボタン電池で動くんですよ。『KM-320N』が『LR44』で『AD-5612A』が『CR2032』、どちらもコンビニとかスーパーで買えますし、そもそもCR2032はマザーボードに使われてるのでご存知の方も多いですよね。計測器も立派な物になってくるとデカイし高い、さらに電池も特殊だったりと敷居が高い。その点今日ご紹介した2つなら、買ったその日からフル活用間違いなし!値段も安いですしね、持っておくとPCの自作も楽しくなると思いますよ。」
次は(いつになるか不明ながら)「中級者編」!どんどんレベルアップしていく計測器の世界をお楽しみに |
文: GDM編集部 絵踏 一
東映無線ラジオデパート店: https://www.gdm.or.jp/shop/toei-radio/