2013.06.04 00:03 更新
2013.06.03 取材
GIGABYTE TECHNOLOGY(本社:台湾)は、今年も一般来場者向けTWTCホール1に加えて、メディア向けに「台北101」の特設会場を用意。明日開幕となるCOMPUTEX 2013に先駆けて、本日オープンしたVIP MEETING ROOMの模様をお届けしていこう。
VIP MEETING ROOMでは、TWTCホール1のブースに先駆け、最新マザーボードなどがズラリと展示されていた |
「G1.Sniper」シリーズ初のAMDプラットフォーム向けモデル「G1.Sniper A85X」 |
これまでIntelプラットフォームのみ展開されていた、ゲーミング向けマザーボード「G1.Sniper」シリーズ。今回からAMDプラットフォームへの展開がいよいよ開始される。お目見えしたのは、AMD A85Xを搭載したSocket FM2マザーボード「G1.Sniper A85X」で、オペアンプは当然交換可能。さらに緑に発光するLEDライン、「Audio Noise Guard」により分離された「Audio Zone」構造や、フロントヘッドフォン用アンプ、オーディオ用コンデンサなどの機能も搭載される。Trinityの優れたグラフィックス性能と組み合わせれば、オンボード機能だけで高スペックなゲーミングPCを構築することができる。
HDMI、D-Sub、DVIの3系統のディスプレイ出力を搭載。さらにオペアンプの交換にも対応しており、オンボード機能だけで充実したゲーミングPCを構築できる |
またHaswell対応のローエンドモデル「G1.Sniper B5」も今回登場する予定だ。サウンド機能は上位モデルとほぼ同等ながら、チップセットにビジネス向け下位チップIntel B85 Expressを採用することでコストを抑えている。なお価格については、かなり戦略的な設定を検討しているということで、低価格、高音質なマザーボードとしてHTPCにも魅力的な製品になりそうだ。
Intel B85 Expressチップセットを搭載した、「G1.Sniper B5」。ゲーマー向け低価格モデルとして普及を目指すとのこと |
会場では、「G1.Sniper 5」を使い、オペアンプ交換による音質の変化のデモも行われていた | LEDライン「Audio Noise Guard」により分離された「Audio Zone」。マザーボードとは別基板で構成され、ノイズを大幅に減らすことができる |
Thunderboltを2ポート搭載する「GA-Z87X-UD5 TH」 |
Haswellの解禁には間に合わなかったが、Thunderboltに対応した、GIGABYTE 8シリーズマザーボードも展示。こちらはフラグシップモデル「GA-Z87X-UD7 TH」と、ハイエンドモデル「GA-Z87X-UD5 TH」の2機種で、いずれも最大転送速度867MbpsのIEEE 802.11ac対応Wi-Fiカードが搭載される。
基板中央のmini PCI-Expressスロットに、IEEE 802.11ac対応Wi-Fiカードを実装する |
こちらはフラグシップモデル「GA-Z87X-UD7 TH」。PCI-Expressブリッジチップを搭載し、4-Wayのマルチグラフィックスに対応する |
ビジネス向け上位チップセットIntel Q87 Expressを搭載した「GA-Q87M-MK」。Intel製ギガビットLANをデュアル構成で実装する |
ブースでは、NUC規格に準拠するコンパクトベアボーン「BRIX」や、Socket FM2の多機能Mini-ITX「GA-F2A85XN-WIFI」、Thin Mini-ITX対応の「GA-B75TN」といった、コンパクトユース向け製品も展示されていた。
フロントとリアにUSB3.0ポートを搭載した、NUC規格のベアボーンキット「BRIX」。Core i7-3537U、Core i5-3337U、Core i3-3227U、Celeron 1037Uの4種類のSKUが用意される |
AMD A85Xを搭載したMini-ITXマザーボード「GA-F2A85XN-WIFI」。Wi-Fi/Bluetoothコンボカードを実装するなど、コンパクトながら高い拡張性を実現している |
Intel B75 Expressを搭載した、Thin Mini-ITXマザーボード「GA-B75TN」 |
マザーボードの展示スペースの横には、グラフィックスカードやゲーマー向けデバイスなども展示されていた。その中から気になる新製品をピックアップして紹介しておこう。
WINDFORCEシリーズの新型クーラーを搭載した、GeForce GTX TITAN「GV-NTITANOC-6GD-B」。その高い冷却性能を生かし、コアベースクロック928MHz、コアブーストクロック980MHzにオーバークロック済み |
解像度やレポートレートを確認できる、LCDパネル付きベースを採用したワイヤレスゲーミングマウス「FORCE K7」 |
文: GDM編集部 池西 樹
GIGABYTE TECHNOLOGY: http://www.gigabyte.com/