2013.06.05 00:46 更新
2013.06.04 取材
OCZ Technology(本社:アメリカ カリフォルニア州)ブースでは、独自コントローラーBarefootを搭載したPCI-Express対応SSD「Vector PCIe」を展示。実働デモでは、シーケンシャルアクセス1,000MB/secオーバーの高スコアを叩き出していた。
基板上には2基のBarfoot 3を搭載し、高速アクセスを実現する | サンプル機のNANDフラッシュはIMFT製25nmプロセス。ちなみに製品版では20nmプロセス品に変更される予定とのこと |
OCZブースで、久しぶりの登場となるコンシューマ向けPCI-Express対応SSD「Vector PCIe」を発見した。SSDコントローラにはBarfoot 3を2基搭載し、Marvellチップによる並列処理を行うことで、シーケンシャル読込1,000MB/sec、ランダムアクセス140,000 IOPSの高速転送を実現している。なお発売は2013年第3四半期予定で、価格は現時点で未定とのこと。
ブース店頭で行われていた実働デモのスコア。シーケンシャルアクセスは最大で1,000MB/secを超える高パフォーマンスを実現 |
ちなみに、ブース内で行われていた実働デモでは、未だサンプル段階ながら公称値に近いフォーマンスを叩きだしており、飽和しつつあるSATA3.0(6Gbps)対応SSDの代替えとして期待がかかる。また今回は出品されていなかったが、20nmプロセスのIMFT製NANDフラッシュを搭載した「Vector」シリーズの新モデル「Vector 150」シリーズも登場予定とのこと。
またFatal1tyとのコラボーレション電源ユニットの新作3モデルも展示されていた。製品ラインナップは80PLUS GOLD認証を取得した1,000Wモデルと80PLUS BRONZE認証取得の750W、550Wモデルの計3機種。1,000Wモデルは国内展開が決まっているが、750Wと550Wについては現在のところどちらを投入するか不明とのこと。
電源容量1,000Wのフラグシップモデル。ケーブルはセミプラグイン式で、直結ケーブルはスリーブ式を採用。配線の多くなるハイエンドPCでも良好なエアフローを確保できる |
80PLUS BRONZE認証取得の750Wと550Wモデルはフルプラグイン式。なお、全モデル冷却ファンにはFatal1tyカラーの赤色LEDが内蔵される |
文: GDM編集部 池西 樹
OCZ Technology: http://www.ocztechnology.com/