2013.06.05 03:43 更新
2013.06.04 取材
国内PCパーツメーカー、株式会社サイズ(本社:千葉県市川市)。今回は出展を見合わせているものの、同社の開発担当者がオリジナルCPUクーラーの新製品を特別に公開。エルミタだけに行われた、「ミニ発表会」の模様をお届けする。
まもなく発売が開始される、サイズオリジナルCPUクーラー「虎徹」 |
今年のCOMPUTEXではブース出展を見合わせたサイズ。だが、会場に訪れた同社幹部と製品開発担当者がこっそり持ち込んだ、オリジナルCPUクーラー次期モデルのサンプルを見る機会を得た。国内市場でも支持の高いサイズの新製品とあって、ブース取材そっちのけでお話を伺うことに。
早ければ来月にも発売が開始されるという、サイズオリジナルCPUクーラー「虎徹(こてつ)」は、想定売価3,000円台中盤の普及価格帯モデル。その戦略的価格設定は、「より多くの自作ユーザーに使って欲しい」(サイズ)という思いから実現した。
ベース部に厚みを持たせることで、受熱能力が向上。冷却性能がUPするという | リテンションは、ブリッジ式が採用される |
形状はオーソドックスなサイドフローながら、同社らしいエッジが鋭いアルミニウム製放熱フィンと、φ6mmヒートパイプ4本で構成。製品版には1,500rpm程度の120mm口径ファンがマウントされる。
また放熱フィンは隣接するメモリスロットとの干渉を考慮した、ナローフィンデザインを採用。さらにデュアルファンでの運用も可能だという。
折しも自作市場はHaswellで勢いづいている。新プラットフォームでの組み換え需要に乗って、汎用CPUクーラーの人気モデルのひとつになる事だろう。
中心部に凹状にカットされているのは、冷却ファンからのエアフローに最適化されてのもの。細部へのこだわりは、サイズならでは |
文: GDM編集部 Tawashi/ 松枝 清顕
株式会社サイズ: http://www.scythe.co.jp/