2013.06.06 00:00 更新
2013.06.04 取材
EVGA Corporation(本社:アメリカ カリフォルニア州)は、GRAND HYATT TAIPEIの一室を借りきったプライベートルーム展示会において、意外にもMini-ITXケースを持ち込んだ。それも”本気モデル”で間もなく発売が開始されるという。
EVGAといえば、オーバークロッカー御用達のマザーボードおよびVGAのハイエンドメーカーとして広く認知されているワケだが、なんとMini-ITXケースを本気で発売するらしい。
展示会に持ち込まれる製品の中には、”コンセプトモデル”というものがある。実際には発売しない”展示会用”に準備された、いわばデコレーションのようなも。EVGAの展示会場で発見したMini-ITXケースも、そんなコンセプトモデルのひとつと思いきや、担当者曰く7月下旬にはワールドワイド市場で発売が開始されるというから少々驚きだ。
当たり前のことながら、コンパクトに設計されたEVGAブランドのMini-ITXケース。トップ部はパンチングメタル仕様で、120mm口径ファン2基がマウントできるほか、240mmサイズラジエターも搭載できるイマドキ仕様 |
実測でW170×D300×H300mmの筐体トップ部には「miniBOX」のシルク印刷が施され、製品横には「Mini ITX BAREBONE」のプレートが掲げられている。しかし実際には純粋なベアボーンスタイルではなく、電源ユニットとスロットインタイプの光学ドライブのみを標準搭載。マザーボードは別売りになるという。
内部ドライブベイは、2.5/3.5インチ×2で、専用トレイが装備されていた |
搭載される電源ユニットはFSP製500Wモデルで、内臓ファンは特別に静音化が施されている。ちなみにデモ機ではNVIDIA GeForce GTX TITANが搭載されていたが、非常に静かに動作していた。
GeForce GTX TITANも収まる内部スペース。大型アクリル窓付き。ちなみにEVGAではZ77搭載のMini-ITXマザーボード「EVGA Z77 Stinger(型番:111-IB-E692-KR)がラインナップされた実績から、このPCケースに合わせた8シリーズチップ搭載マザーボードも発売されるだろう |
文: GDM編集部 松枝 清顕
EVGA Corporation: http://www.evga.com/