2013.06.08 00:59 更新
2013.06.08 取材
洗練されたデザインで日本市場でも根強い人気のFractal Design(本社:スウェーデン)ブースでは、COMPUTEXに照準を合わせて、高冷却ケース「ARK」シリーズの新作2種を展示していた。
Fractal DesignがCOMPUTEX TAIPEI 2013に向けて投入した、新作ケース「ARC XL」。W232×D552×H572mmと、最近のフルタワーとしては決して大柄な部類ではないが、配置場所を変更できるリムーバブルHDDケージ、マザーボードトレイ裏に配置された2.5インチドライブベイなど、内部スペースを有効に活用することで、トップには360mmラジエター、フロントには240mmラジエターを実装できる高冷却仕様が特徴。
またFractal Designらしい、洗練されたデザインや着脱式のファンフィルター、そして余裕を持った裏配線スペースなどはこれまで通り継承されている。
冷却ファンはフロント、リア、トップに140mmの「Silent Series R2」を標準装備。ドライブベイレイアウトは、5インチベイ×4、2.5/3.5インチシャドウベイ×8(リムーバブルケージ仕様)、2.5インチベイ×2で、拡張スロットは9段。フロントI/OはUSB3.0×2、USB2.0×2、音声入出力端子とファンコントローラが実装される。対応フォームファクタはE-ATX、ATX、MicroATX、Mini-ITX、重量は13.8kg。
「ARC XL」の拡張性を維持したまま、コンパクトにまとめたのがミニタワーモデル「ARC Mini R2」だ。
こちらもトップには最長360mmの大型ラジエターを搭載可能。ドライブベイレイアウトは、5インチベイ×2、2.5/3.5インチシャドウベイ×6(リムーバブルケージ仕様)、2.5インチベイ×2で、拡張スロットは4+1段と豊富に用意される。
冷却ファンは、120mmの「Silent Series R2」をフロント、リア、トップに標準装備。フロントI/Oは「ARC XL」と同様で、対応フォームファクタはMicroATXとMini-ITX。外形寸法はW210×D484×H405mm、重量は9kg。
Cube型Mini-ITX「Node 304」の新色ホワイトモデル「Node 304 White」も展示されていた |
文: GDM編集部 池西 樹
Fractal Design: http://www.fractal-design.com/