2013.06.08 04:05 更新
2012.06.07 取材
COMPUTEXのSilverStone(本社:台湾)ブースは実に楽しく、時間を忘れさせてくれる。すでにお伝えした「RAVEN Mini-ITX」に続いて紹介するのは、あの人気モデルを連想させるユニークな製品だ。
「RAVEN Mini-ITX」を公開するなど、相変わらずCOMPUTEXでは非常に積極的な動きを見せるSilverStone。お次に紹介するのは、Thunderbolt接続の外付けグラフィックスボックス「T004」だ。
天板部分はお鍋の蓋のようにパカッと開く。内部は「Fortress SST-FT03 Mini」を彷彿とさせる見た目だがThunderboltポートが用意されている |
「誰もが、あの“ゴミ箱”ケースの新作ですかと聞くんですよ」と担当者も苦笑い。アルミ製筺体の長細い本体は、サイズがW163×D180×H430mm。内部は意外に広い印象で、容量450WのSFX電源ユニットとRadeon HD 7990クラスの長物グラフィックスカードでもしっかりと収納可能なスペースが確保されている。
使い方は単純。天板部分から伸びるThunderboltケーブルを「例えばMacBook Airなどの対応ノートPCに接続して」使うだけ。ノートPC環境でもハイエンドグラフィックスカードが使用可能という点がコンセプトだが、ここで登場するのがエルミタお馴染みマーケティングマネージャーのTony Ou氏だ。
たしかにNUCサイズのケース程度なら余裕で搭載できそう。これは是非検討してもらいたいアイデアだ。“ゴミ箱”ケースの復活は近い? |
同氏によれば「実はNUCを上に搭載できるようなアイデアも考えている。IntelのNUCはHDMI+Thunderbolt仕様のモデルもある。内蔵するのか、天板部分に載せるのかなどは今後検討するかもしれない」とのこと。これはもしかしたら“ゴミ箱”ケースの新作誕生となる可能性もあながちないとは言えないかも。
ノート向けというよりは小型PCとの組み合わせのほうが現実的か。試しに「Fortress SST-FT03 Mini」と並べてみると、なかなかユニークな見た目に |
文: GDM編集部 Tawashi
SilverStone Technology: http://www.silverstonetek.com/