2013.06.10 12:10 更新
2013.06.10 取材
COMPUTEXでは、ド派手な演出が続く有名メーカーの巨大ブースとは対照的に、中心とはかけ離れた場所で地味に製品を展示しているブースが多数ある。見知らぬブースの見学は実に楽しいもので、今回ご紹介するREALAN(本社:中国)もそんなメーカーのひとつだ。
REALANは、Mini-ITX対応のケースを中心に扱うメーカーのようだ。ブース内には多数のMini-ITX対応ケースが陳列されていたが、その中でも気になるモデルを発見。「E-MINI」シリーズをご紹介しよう。
「E-MINI」シリーズは、スリムタイプ光学ドライブベイ付きの「E-MINI M5」とスリムタイプ光学ドライブベイ無し版の「E-MINI M3」をラインナップ。どちらも、ケース素材にはヒートシンクのような格子状の4.5mm厚アルミニウムを使用しており、そのシンプルなデザインは実に日本市場で受けそうなイメージである。
底面に搭載するHDDベイは、組み合わせにより3.5インチ×1+2.5インチ×1もしくは3.5インチ×2、2.5インチ×3など。拡張スロットは2段で、ほかに5インチ光学ドライブが外付けで使用可能になるSATAコネクタと4ピンが備えられている点はなかなか珍しい。なお、オプション扱いの電源ユニットはATXタイプが搭載可能だ。
その他冷却ファンは、リア60mm×3がオプション扱いながら搭載可能。フロントポートはUSB2.0×1、USB3.0×1、音声入出力端子を装備。外形寸法は「E-MINI M5」がW225×D243.5×H275mm、一回り小さい「E-MINI M3」がW222×D211×H251.5mm。カラーはいずれもブラックとシルバーが用意される。
数年前までのCOMPUTEXと比較すると、日本では無名なメーカーでもPCケースのクオリティは格段に上昇した印象だ。今後、日本でお目にかかる機会があるかもしれない。
文: GDM編集部 Tawashi
REALAN: http://www.minicase.net/