2013.06.10 17:01 更新
2013.06.10 取材
昨年はファンレス仕様のNVIDIA GeForce GTX 680で、来場者を驚かせたColorful Technology and Development Company, Limited(本社:中国)。今年の秘密兵器は、ガス冷仕様のNVIDIA GeForce GTX TITANオーバークロックモデルだ。
昨年のCOMPUTEX 2012では、ツインタワー仕様の巨大ファンレスNVIDIA GeForce GTX 680で、来場者の度肝を抜いたColorfulブース。今年はガス冷仕様のNVIDIA GeForce GTX TITANオーバークロックモデル「iGame GTX Titan Ultra Edition」を持ち込んだ。
基板にはフルカバー仕様の大型ヘッドを装着。ガス冷用の結露防止チューブで専用ラジエターに接続され、GPUコアやメモリを最大-50℃まで冷却できる。GPUクロックは、ベースクロック954MHz(リファレンス837MHz)、ブーストクロック1,006MHz(876MHz)へチューニング済みで、電圧ロックを外してやれば、さらに高クロック設定での安定運用が可能という。
なお担当者によれば、「コンセプトモデルのため発売の予定はないが、COMPUTEXでの反応が良ければ製品化も検討する」とのこと。設置スペースの問題など、クリアしなければならない点もあるが、シングルGPU最強のパフォーマンスを手に入れられる面白いアイテムだ。
3スロットを占有する3連ファンVGAクーラーを装備した「iGame-Kudan 780」もインパクトという点では負けていない。GPUにはNVIDIA GeForce GTX 780を採用し、その高い冷却性能を生かしたオーバークロック仕様。なお動作クロックについては現在調整中で、バックパネルに用意された「OCボタン」でクロックの切り替えができるようになる。
文: GDM編集部 池西 樹
Colorful Technology and Development Company, Limited: http://www.colorful.cn/