2013.06.13 01:55 更新
2013.06.13 取材
キャリアの長いパーツユーザーなら思わずニヤリ。オーバークロック黎明期に名を馳せた、Socket 370のIntel「Celeron 300A」の未開封新品がパソコンハウス東映に奇跡の再入荷だ。ベテラン店員の中村さんも当時を思い出しては感慨にふけっている。
「いやはや懐かしい。Socket 370の『Celeron 300A』、しかも未開封品がまだ残ってたんですね。まさしく奇跡の再入荷。ホラ、ちゃんとシュリンクに“Intel印”が入ってるでしょう。当時はニセモノなんかも出回ったりして、それの対策だったというワケですね。販売終了の時に在庫を探し回ったのも今は昔。98年発売のCPUなので、実に15年前の物ってことになりますか。
さてこの懐かしのMendocinoですが、早い話がオーバークロックの走りといえる時期のCPUです。ご覧のとおりクロックは300MHzで、これが450MHzくらいまで上がればアタリでした。オーバークロック耐性の高さからスゴく人気が高くて、入荷する度に売り切れてたのを思い出しますよ。マザーボードはAbitの『BH6』なんかを組み合わせるのが鉄板で、さらにデュアルCeleronマザーの『BP6』なんていうモデルもありましたね。いやはや、こういう話をするのも随分久しぶりだなぁ。
当然CPUだけあってもマザーがないじゃない、という話もあるでしょう。さすがにウチにはありませんが、今でもたまにジャンク屋さんに転がっていたりするので、アチコチから“発掘”してみるのも面白そうです。昔のマザーはいいパーツを使っているので、今でも動く物が残っているかもしれません。さぁ、当時を思い出しておひとつどうぞ。・・・いや、おひとつしかないんですけどね。」
文: GDM編集部 絵踏 一
パソコンハウス東映: https://www.gdm.or.jp/shop/phouse-toei/