2013.06.21 12:01 更新
2013.06.21 取材
6軸シリンダ制御によりレーシングカーさながらのフィードバックを可能にする、本格派のPC向けレーシングシミュレーター「6 ACTIVE CYLINDER DRIVE SIMULATOR」が近くアキバにやってくる。取り扱いを行うのはイケショップで、価格はなんとフルセットで140万円だ。
6軸シリンダ搭載により、ゲーム画面と連動したリアルなフィードバックを実現。縦Gや横Gのほか、リアのスライドや路面状況など細かい挙動を感じ取ることができる |
レーシングマシンのリアルな挙動が味わえる、本格派のコンシューマ向けレーシングシミュレーター「6 ACTIVE CYLINDER DRIVE SIMULATOR」の販売が近くイケショップにて開始される。6軸シリンダを搭載し、“走る・止まる・曲がる”さらに“スライド”といった、ゲーム画面と連動した全方位のフィードバックが魅力だ。
開発を担当したのは、実際にレーシングマシンのテレメトリーシステムなどを手がける株式会社アクセス(本社:広島県安芸郡)。さらにプロのレーシングドライバーによるセッティング監修を受け、縦Gや横G、リアのスライド量をはじめ路面のアンジュレーション(起伏)など、実車に限りなく近い走行感を再現。「コーナーリング中にグリップが抜けてリアがスライドしていく」といったリアルな挙動を味わうことができる。
細かなアクセル・ブレーキワークが可能な新設計のペダルを採用。セッティングのカスタマイズも可能で、衝撃やスピンの際のフィードバックも調整可能 |
ペダルも今回のシステム製作にあたり独自に新開発され、微妙なアクセルワークやブレーキングにも対応できる。また、シミュレーターは動作量の詳細な設定が可能で、ソフトな乗り心地から実戦さながらのハードなセッティングまでをユーザーがカスタマイズできる。衝撃やスピンの際の挙動をはじめ、好みに応じて調整できるのも特徴だ。さらに動揺装置制御により、シミュレーター特有の“シミュレーター酔い”を最小限に抑制、長時間の走行を可能にしている。
なお、シミュレーターはPCゲーム向けで、「GTR2」や「rFactor」シリーズなどが対応タイトルに挙げられている。
“シミュレーター酔い”も最小限で長時間走行OK。対応ソフトウェアとしては、「GTR2」など複数のPC向けタイトルが挙げられている |
予価は3画面PCなどが付属したフルセット「ACSIM-S06F」(6軸フルセット)が140万円前後、シートとステアリング、PCを除いた「ACSIM-S06」が70万円前後とされる。シート用シリンダのみの2軸モデル「ACSIM-S02」も取り扱い予定とのことだが、こちらの価格は不明。いずれも完全受注生産で、納期は1ヶ月ほど。
ちなみにイケショップといえばスマートフォンアクセサリのショップとして知られているが、今回の取り扱いは同店関係者と株式会社アクセスと個人的な繋がりもあって実現したとのこと。同店ではシミュレーターの展示デモも実施予定で、こちらは7月5日(土)より試乗が可能になる。イケショップ会員(登録無料)なら無料で試乗できるとのことなので、興味のある人は7月5日以降イケショップ店頭に足を運んでみよう。
文: GDM編集部 絵踏 一
イケショップ秋葉原店: https://www.gdm.or.jp/shop/ikeshop/